ドナルド・トランプ大統領がオーナーを務める事業グループ・The Trump Organizationが、アメリカ人向けの携帯電話サービス「Trump Mobile」を発表しました。用意されているプランは既存の携帯電話でも利用可能であるほか、希望者にはアメリカで設計・製造したという金色のスマートフォン「T1 Phone」も販売されます。

Trump Mobile Launches A Bold New Wireless Service for Americans

https://www.trump.com/media/trump-mobile-launches-a-bold-new-wireless-service

Trump Mobile

https://trumpmobile.com/

What is the deal with the Trump Mobile T1 Phone? | The Verge

https://www.theverge.com/gadgets/687492/trump-mobile-phone-t1

Trump Mobileがローンチで用意するプランは月額47.45ドル(約6880円)の「47プラン」で、アメリカ大手通信キャリア3社と同等の通信エリアを提供し、5Gネットワークにアクセス可能になっているとのこと。ちなみにプラン名の「47」という数字は、トランプ大統領が第47代アメリカ合衆国大統領であることにちなんでいます。



Trump Mobileの利用規約には「T-Mobileネットワークを利用する、自由をテーマにした仮想移動体通信事業者(MVNO)であるLiberty Mobileによって運営されている」とあり、通話やメッセージ、データが使い放題。さらにロードサービスと24時間365日対応の遠隔医療サービスへのアクセスも含まれています。



IT系ニュースサイトのThe VergeはTrump Mobileについて、「プリペイドの携帯電話サービスとしてはいまいち」と評価しています。アメリカ大手通信キャリアのVerizon・AT&T、T-Mobileはそれぞれ月額40ドル(約5800円)で利用可能で、それ以外のプランでも月額25ドル(約3600円)〜35ドル(約5000円)で5G通信使い放題となっており、Trump Mobileは比較的高額なプランだといえます。

そして、47プランと同時にリリースされるのが、金色のスマートフォン「T1 Phone 8002(Gold Version)」です。The Trump Organizationは「パフォーマンスを重視し、アメリカで設計・製造された、洗練されたゴールドのスマートフォン」とアピールしています。



T1 Phoneの背面にはT1というロゴとアメリカ国旗があしらわれているのが大きな特徴で、2GBのRAMと256GBのストレージを搭載し、Android 15で動作します。I/OはUSB-Cと3.5mmオーディオ端子ですが、USB-CポートはUSB 2.0対応となっています。

ディスプレイはリフレッシュレート120Hzの6.78インチOLEDで、バッテリー容量は5000mAh。カメラは16メガピクセルの前面カメラと、50MPのメインカメラと2メガピクセルのマクロと深度センサー。さらに指紋センサーとAIによる顔認証セキュリティも搭載されています。価格は499ドル(約7万2000円)で、購入には100ドル(約1万4500円)のデポジットが必要です。



ただし、The Vergeは「公式サイトがあまりにも急造だし、画像もほぼPhotoshopで加工したように見え、プロセッサの情報も記載していないスペック一覧は意味をなしていない」と痛烈に批判。「このスペックのスマートフォンをこの価格で9月に発売するなんて、全く信じがたいことです。もし本当にTrump Mobileがこれを実現したのならそれは驚くべき偉業でしょうが、実現しないでしょう。持っていませんが、T1 Phone 8002を賭けてもいいくらいです。私たちはいつも『出荷されるまではベイパーウェア(幻の製品)だ』と言っています」と述べました。