水際検査で不合格となった日本産イチゴ=食薬署提供

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(台北中央社)日本から台湾に輸入されたイチゴから基準値を上回る残留農薬が検出され、水際検査で不合格となるケースが相次いでいる。衛生福利部(保健省)食品薬物管理署(食薬署)は22日、不合格の原因や改善・防止策を5月6日までに文書で説明するよう日本政府に求めたと明らかにした。期限内に説明が得られなかった場合、輸入停止も排除しないとしている。

同署によると、日本から輸入されたイチゴは今年に入り、22件が残留農薬の基準値超えによって不合格となった。同署は先月21日から日本産イチゴに対して規制を強化し、全ロット検査を実施している。期間は6カ月間としているが、状況に応じて延長するか判断するとしている。

(江慧珺/編集:名切千絵)