好調をキープするMF鎌田大地

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 ブンデスリーガは10日、第28節を行い、日本代表MF鎌田大地とMF長谷部誠が所属する4位フランクフルトは3位ボルフスブルクに4-3で競り勝った。鎌田は3試合ぶりの今季5点目をマーク。停止明けの長谷部は後半44分から途中出場した。

 フランクフルトは前半6分に先制を許したが、その2分後に鎌田が同点ゴールを陥れた。右サイドを抜け出したDFエリック・デュルムがマイナス方向に戻すと、MFセバスティアン・ローデがスルーし、鎌田が右足ダイレクトでゴール左隅に流し込んだ。

 前半27分には前線で体を張ったFWアンドレ・シウバがPA内右ゴールライン際から折り返し、FWルカ・ヨビッチが鋭い右足シュートでニアを破った。逆転に成功したフランクフルトだったが、試合は打ち合いの様相を呈す。

 後半1分にボルフスブルクのゴールで2-2とされたが、同9分には激しく寄せた鎌田がMFヨシプ・ブレカロからボールを奪い取り、そのまま持ち上がってスルーパス。シウバのゴールをアシストし、再び逆転に成功した。さらに後半16分、波状攻撃からDFエリック・デュルムがゴールネットを揺らし、勝決を定付けた。

後半40分にオウンゴールで1点差とされたが、反撃はここまで。フランクフルトはUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権を争うライバルとの直接対決に4-3で競り勝ち、3連勝。ブンデスリーガの4位以上に与えられる来季のCL出場権獲得に前進。勝ち点を53に伸ばし、3位ボルフスブルクとのポイント差を1に縮めた。

 また、日本代表FW大迫勇也が所属するブレーメンはライプツィヒに1-4で敗れた。7日のポカールで今季公式戦初ゴールを挙げた大迫は後半38分から途中出場したが、連発とはならなかった。