アルゼンチンの選手が掲げた政治的バナーが物議に【写真:徳原隆元】

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イングランド戦後にアルゼンチンの選手が政治的横断幕を掲げた

 アルゼンチン代表は、現地時間7月15日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)準決勝のイングランド代表戦で2-1の勝利を収めた。

 しかし、試合後に選手たちが掲げた横断幕が物議を醸している。英公共放送「BBC」は、国際サッカー連盟(FIFA)が処罰の可能性について「試合の報告書を精査している」と報じた。

 アトランタで行われた一戦で、アルゼンチン代表は劇的な逆転劇 を見せて決勝進出を決めた。しかし、試合終了のホイッスルが鳴った後、選手たちはフォークランド諸島はアルゼンチンのものであると主張する横断幕を掲げて勝利を祝った。フォークランド諸島は南西大西洋にあるイギリスの海外領土であり、イギリスとアルゼンチンの間で主権を巡る争いの対象となっている。

 同メディアは、FIFAの対応について「独立規律委員会は現在、試合の報告書を精査しており、潜在的なさらなる措置を決定する前に関連する状況を考慮している」と伝えている。アルゼンチンサッカー協会は2014年の親善試合前にも同じメッセージの横断幕を掲げており、その際は2万ポンドの罰金処分を受けた。当時のFIFAは、この行為について「政治的行動やチームの不正行為に関する規則に違反した」と指摘している。

 この出来事は政治的な反響も呼んでおり、イギリスの首相官邸政治家、フォークランド諸島政府はスポーツに政治を持ち込むべきではないと非難して調査を求めている。一方で、アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領は選手の行動は理解できるものであり妥当であると擁護する姿勢を示した。決勝戦を前に思わぬ形で注目を集めることになったアルゼンチン代表だが、今後の調査の行方に関心が集まる。(FOOTBALL ZONE編集部)