AppleがSiriからAnthropicのClaudeやGoogleのGeminiなど、OpenAIのChatGPT以外の生成AIを呼び出せる「Extensions」をiOS 27のテスト版に組み込んでいると複数のメディアが報じています。

Why Apple built a third-party AI system for Siri and then refused to show it at WWDC

https://thenextweb.com/news/apple-siri-extensions-third-party-ai-missing-wwdc

Apple skipped Siri AI model choices at WWDC, but they may still arrive with iOS 27 - Digital Trends

https://www.digitaltrends.com/phones/apple-skipped-siri-ai-model-choices-at-wwdc-but-they-may-still-arrive-with-ios-27/

Apple still has three unannounced iOS 27 features in the pipeline: report - 9to5Mac

https://9to5mac.com/2026/06/14/three-major-unannounced-ios-27-features-coming-soon/

Foldable iPhone and Touch-Screen MacBook. Apple’s Betas Just Confirmed Both Are Coming | iPhone in Canada

https://www.iphoneincanada.ca/2026/06/14/foldable-iphone-touch-screen-macbook-ios-27-beta/

AppleがWWDC 2026で発表した「Siri AI」はメッセージやメール、写真などを横断して情報を探し、画面に表示されている内容を理解しながら操作を進めることで、アプリを行き来する手間を減らす機能です。ユーザーが利用したい生成AIは用途や契約状況によって異なりますが、SiriからChatGPT以外の外部AIサービスを選んで呼び出す機能は発表されませんでした。

SiriとApple Intelligenceが統合した「Siri AI」発表、SiriやSafariやパスワードでGoogle Geminiベースの新生Apple Intelligenceを駆使できる - GIGAZINE



ExtensionsはAI企業ごとに個別契約を結ぶ方式を改め、対応アプリが共通の仕組みを通じてSiriと連携できるようにするものです。アプリとOSがやり取りするための共通窓口となるExtensions APIを用意し、AI企業はAppleから特別な利用権限を取得した上で自社アプリを対応させるとのこと。

報道によると、iOS 27のテスト版には利用するAIサービスを選ぶ設定画面や、対応アプリを探すためのApp Store内の専用セクションが用意されている模様。対応アプリをインストールすると、Siriや専用のSiriアプリに加えて、文章の作成や校正を支援する「Writing Tools」や画像生成機能の「Image Playground」から外部AIを呼び出せるようになる見込みです。

報道通りに実装されれば、利用者は用途に応じてChatGPT、Claude、Geminiなどを選択できます。Siriが単独ですべての質問に答えるのではなく、利用者が選んだAIサービスへ依頼を振り分ける窓口になるというわけです。

ただし、GoogleのGeminiがSiri AIの一部を支える契約と、利用者がGeminiアプリを外部サービスとして呼び出す仕組みは別の仕組みとされており、ExtensionsがSiri AIの基盤そのものを置き換えるわけではないとのこと。また、サードパーティー製アプリとの連携では既存のChatGPTとの連携と同じプライバシー保護が適用されない可能性も報じられています。



Appleは、ExtensionsをWWDC 2026で発表しなかった理由を説明していません。報道では、欧州連合のデジタル市場法を巡るAppleの主張との整合性や、OpenAIが検討している契約上の法的対応、新しくなったSiri AIへ注目を集めたいAppleの方針などが影響した可能性が挙げられています。

iOS 27ではExtensions以外に、カメラアプリにフラッシュや露出、タイマーなどの操作項目を好みの場所へ移動できる機能が実装されているとのこと。また、watchOS 27では文字盤「Modular Ultra」を簡略化したバージョンが準備されていると報じられています。

iOS 27とmacOS 27のベータ版からは折りたたみ式iPhoneやタッチ操作対応MacBookを想定したとみられる変更も見つかっています。iOS 27のコードには複数画面や端末を開いた角度の検出に関する記述があり、macOS 27には画面を下へ引いて更新する操作やSidecar経由のタッチ入力が追加されています。ただし、Appleは両製品の発売を公式には認めていません。

iOS 27のコードに折りたたみiPhoneが間もなく登場することを示す明確な兆候が見つかる - GIGAZINE



なお、AppleはExtensionsの提供時期を発表しておらず、9月までに詳細が明らかになる可能性があると報じられています。