中国国際輸入博覧会での無印良品のブース=上海(C)ロイター

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ナチュラルローソン」は4月下旬から、関東4都県の約90店舗で「無印良品」の商品を販売する。2022年5月以降、「ローソン」で無印の商品を販売しているが新たな取り組みとして始めた。衣服・雑貨、スキンケア化粧品などを展開。無印のブランド力を活用する狙いだ。

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 無印良品を運営する良品計画の業績は好調だ。26年8月期第2四半期は売上高4385億円(前年比15%増)・営業利益450億円(25%増)の増収増益となった。同期末時点で国内701店舗、海外762店舗を展開。売り上げ・利益共に過去最高を更新した前期の業績を上回るペースだ。国内では新規出店のほか、会員を対象とした値引きなどのプロモーションが牽引したという。

「雑貨・衣類が主力だが、近年では天然由来成分を訴求する化粧水がヒットし、化粧品も主力商品となった。安いお試しサイズを出したことでエントリーユーザー(新規顧客層)を獲得。インフルエンサーによるYouTube動画も宣伝効果を発揮した」(アパレル業界関係者)

 良品計画によると、「ヘルス&ビューティー」商品の国内売上高は25年8月期に1000億円を突破し、売り上げの22%を占めるという。大手ドラッグストアチェーンの化粧品売上高は年間数千億円規模であり、無印良品も化粧品の主要チャネルになりつつある。

 80年代に西友のPB(自主企画商品)として誕生した無印の歴史は長い。年間売上高は13年度に2000億円を超え、18年度に4000億円を突破。コロナ禍で激減したが、25年8月期の7846億円まで成長した。

「質素なイメージが派手さを嫌う現代の消費者に合っている。主要客の女性に支持されており、地方で順調に店舗数を増やしてきた。バウム・クッキー・紅茶など各食品に固定のファンがいて、来店機会につながっている」(流通関係者)

 雑貨・衣類・食品・化粧品とジャンルは広く、女性客の総合スーパーになっている。

 海外では05年に進出した中国を中心に展開。前述の通り店舗数は国内より多く、売上高の規模は国内と同等だ。

「日本と似た品ぞろえで商品を展開しており、やや高級なブランドとして認識されている。現地でも日本と同じく質素・自然のイメージが受け入れられた」(同)

 ただし不景気下の中国では一部店舗を閉店し、スクラップ&ビルドを進めている。アパレルではユニクロが中国市場を押さえてアジアに展開。現在は欧米事業を強化中だ。海外事業の売り上げは国内を上回る。ユニクロのように世界で通用する小売企業となれるのか。海外事業の今後に注目が集まる。

 (ライター・山口伸)