©Amazon Studios

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ザ・ボーイズ」に匹敵するエロ・グロがてんこ盛りのスピンオフドラマ「ジェン・ブイ」。流石にこれはCGだろうと思わされる強烈なシーンが多々あるが、可能な限りの実写制作にこだわった製作陣は劇中に登場したイチモツを実際に建造して撮影に挑んでいたのだという。

この記事には、「ジェン・ブイ」シーズン1「ゴドルキン大学」とシーズン3第1話「ペイバック」のネタバレ、および刺激的な描写が含まれています。

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該当のシーンは第1話「ゴドルキン大学」。極小になれる特殊能力を持つエマは男友達とワンナイトする流れになり、盛り上がったところで、小さくなって陰茎を刺激するよう頼まれる。ためらいつつも断ることができなかったエマは、小さい身体になって反り立ったイチモツの頂上付近にコアラのようにしがみつき、勢いよく滑り落ちて刺激を与えていった。

米Varietyのインタビューに登場した制作総指揮のミッシェル・ファゼカシュとエリック・クリプキは、同シーンの制作裏を振り返り、驚愕の事実を明かしている。なんと撮影にあたっては、「5フィート(約1.52メートル)のペニスを実写で再現した」というのだ。「その後に視覚効果で質を高めました」とファゼカシュは語っている。

「ペニスのCG再現は、私たちのスタイルではありません」と続けるクリプキ。「ザ・ボーイズ」でも製作を率いるクリプキは、「ペニスを実写再現することは、本物を追求する上で重要だと思います」と創作上の信念を語っている。

イチモツの実写再現といえば、「ザ・ボーイズ」シーズン3第1話でも採用された手法。エマ同様の極小ヒーロー、ターマイトがドラッグをキメた後にセックス相手の尿道に入り込むシーンでは、巨大なペニスのセットが建造され、役者とスタントダブルが二人一組で撮影に挑んだ。

もっとも、「ジェン・ブイ」のイチモツシーンは、「ザ・ボーイズ」のパロディでも何でもないという。「あのショッキングなシーンは、エマの自尊心について描いています。本当はやりたくなくて、何かを犠牲にしなければいけないのに、セクシャルなことをするようそそのかされ、圧をかけられてしまう」と物語の文脈を整理するクリプキ。「私たちは決して、“「ザ・ボーイズ」ではチ◯コを爆発させたから、こっちでは小さい人に登らせようぜ”みたいなノリになったことは一度もありません」としながら、「常に考えていたのは、“彼女はこれを乗り越えるんだ”ということです」と創作の意図を語った。「それを表現する上で、大胆な方法だったんです」。

Source: Variety