バカッターか犯人か! 京浜東北線の架線切断ツイートがネットで話題に

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8月4日、午後7時15分ごろに京浜東北・根岸線において横浜駅と桜木町駅の間の架線が焼き切れるという事故が発生。
6時間に渡り運行が停止となり、およそ35万人が影響を受けた。また、8月5日の始発も運転を見合わせるなど、1日経過しても混乱が続いた。

JRでの発表はないため、架線が切れた原因はいまのところ不明。
可能性としては「倒木などによって切れた」、「経年変化による劣化で切れた」、「鳥がぶつかってショートして切れた」など、様々な原因が考えられている。
         

架線トラブルに関するJR東日本の公式発表


しかし、ツイッターで架線を切断した原因についてツイートした人物が登場。即座にネット民たちによって、様々な特定が行われた模様だ。

ツイートしたのは女性で、同行していた男性が、その女性のバッグを放り投げたため、架線に接触、火花が出て架線が切れてしまったというのである。
     

どうやって架線が切れたのかに関するツイート


当のバッグを投げた本人は「わざとじゃない」と偶然のトラブルであると主張したもようである。


故意か偶然かといった問題ではないと思うのだが・・・


故意ではなかったとしても、電車の運行に多大な影響を与えたことから、少なくとも数百〜千数百万円の賠償責任が生ずる可能性がある。

現在、ツイートを投下した人物や、架線を切断してしまった人物が身柄を確保されたり、事情を聴かれたりといった情報は聞こえてこない。また、該当のツイートも削除されており、アカウントにも鍵がかけられてツイートが見られないようになっている。


この人物たちが本当に架線を切断してしまったのか、判断は警察やJR東日本による、正式な発表をまつしかない。

しかし、ツイートをした女性と同行していた男性に関しては、ネット民による特定され、どこで働いているのか、どういった家族構成なのかといった情報まで公開されてしまっている模様だ。

今回の投稿が、事実であったのか、いたずらであったのかは、まだ判断できない。こうした状況の中、個人情報をツイッターなどのSNSに流すのは、プライバシー権の侵害に当たる可能性もある。

真実が判明、解明されてない状況下で、RTしたり、転載した場合、拡散した人にも損害賠償が請求される可能性もあるので、安易にRTしたり、転載するといった行為は、なるべく控えておくほうがいいだろう。


小川夏樹(ITライフハック編集長)