ロンドン五輪の内村航平(撮影/フォート・キシモト)

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9月30日よりベルギーはアントワープで開催される「世界体操選手権2013」。その注目はいわずもがなロンドン五輪個人総合金メダリスト・内村航平だろう。27日深夜放送、フジテレビ「すぽると!」では、4連覇を狙う内村に同じ大学の先輩であり、同大会のスペシャルナビゲーターを務める田中理恵がインタビューを行った。

「すごい変な感じです」と切り出した内村だったが、慣れないインタビューにたどたどしいのは田中の方だった。「日常生活はいかがお過ごしですか?」と尋ねると、「充実してますよ、楽しいですよ」、「案外子育てが楽しい。かわいくてしょうがないです」と答える内村に、「エレガンスに育てたいですか?」と質問を重ねていく。

これは、ともに受賞したロンジン・エレガンス賞に引っ掛けてのもの。本題に入ると、ロンドン五輪を改めて振り返り、「僕の中では、ロンドンオリンピックは最終目標だったんですけど」という内村は、田中の「(五輪の)魔物は強かったですか?」という質問に、「ゲームのラスボスより強かった。今まで一番いい演技をして集大成を見せたかったんですけど、それが出来なかったんで学ぶものしかなかった」と答えた。

また、迎える世界体操については「あ、やっぱり内村だなって思われるような演技をしたいと思います。あとは本当に無理をしない。頑張り過ぎない。自分のペースで練習も試合もやっていければ」と意気込んだが、ここでも田中は「それよりも実は2回目のエレガンス賞?」と微妙な質問を繰り返す。「無茶ぶり」と苦笑いを浮かべた内村だが、「そりゃ、狙ってますよ。自分らしく美しくミスのない演技ができれば、そりゃ結果もついてきますし、エレガンスも付いてくる」と田中に気を遣うように答えた。

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