ホルムズ海峡の船舶(7月31日)=ロイター

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 【テヘラン=吉形祐司、ワシントン=上村健太】イランのアッバス・アラグチ外相は2日、ホルムズ海峡の管理を巡るオマーンとの協議が最終段階に入ったことを閣議で報告した。

 海峡管理のうち航路について、エスマイル・バガイ外務省報道官は同日、国営テレビで、「新たな航路」の設置でオマーン側と大筋合意したことを明らかにした。

 ホルムズ海峡の管理を巡っては、イランが海峡北側の航路を指定し、従わない船舶を攻撃したことで米国との戦闘が再開した。バガイ氏は、米国が推奨する海峡の南側(オマーン側)の航路は「受け入れられない」とした上で、オマーンと「新たな航路」で合意したと語った。具体的な航路については触れていない。

 米国のトランプ大統領は1日、イランへの大規模攻撃を中止する条件として海峡の開放を挙げた。バガイ氏は、オマーンとの合意について「海峡の開放や封鎖の継続とは無関係」と述べ、トランプ氏の要求との関連を否定し、「海峡が戦前の状態に戻ることはない」と強調した。

 海峡管理では、イランオマーンの意見の相違も指摘され、通航料やイランが導入を主張するサービス料の扱いが注目される。

 一方、トランプ氏は2日、大統領専用機内で記者団に、3日午後にもイランと協議する方針を示した。

 トランプ氏はイランへの大規模攻撃を中止した理由について、サウジアラビアなど湾岸諸国の要請があったためだと説明し、「サウジはホルムズ海峡イランの非核化に関する合意が、目前に迫っていると考えていた」と語った。

 トランプ氏は大規模攻撃はあくまでも「保留」と位置づけ、「第2次世界大戦以来、最大の攻撃になり得た。やろうと思えばいつでも実行できる」とも述べた。