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マーリンズ8巡目指名の現実と今後】

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 佐々木麟太郎を8巡目指名したマイアミ・マーリンズはナ・リーグ東地区に所属。日本時間13日現在、52勝45敗、首位のブレーブスに4ゲーム差の地区3位で前半戦を折り返した。

 指揮を執るマッカロー監督は2024年までドジャースの一塁コーチで、大谷と一塁ベース上で互いのヘルメットをコツンとぶつけ合っていた人だ。

 創設は1993年。比較的、歴史の浅いチームながら1997年と2003年にワールドシリーズを制した実績がある。

 本拠地ローンデポパークは、WBC決勝が行われる開閉式屋根の近代的な球場とはいえ、昨年の観客動員数115万6427人は30球団中28位。メジャーで一、二を争う不人気球団と言われるのには理由がある。

「マイアミはNBAやNFLの人気が根強く、観光やビーチなど他の娯楽が豊富ということもありますけど、最大の問題は歴代オーナーへの不信感です」と、特派員のひとりがこう続ける。

「主力選手を大量にたたき売るファイアセールを過去に4回もやっているのです。最初にワールドシリーズを制した97年オフはエース、ストッパー、主砲を一度に放出したため、2000年の球宴開催権を剥奪されたほど。せっかくチームが勝っても年俸が高騰するのを避けて主力を売り払うため、地元ファンの支持を得られないのです。球団の経常利益は30球団でナンバーワンとも。例えば今季の開幕時の選手総年俸7615万ドルは、30球団中29位。選手に資金を投じない一方、所得分配制度やぜいたく税によってMLBから入ってくるカネはうなるほどある。戦力均衡が目的のカネを補強に使わないため、ときのオーナーがコミッショナーや選手会から選手総年俸の引き上げを約束させられたことがあるくらいです。ローンデポパーク建設に際して公的資金が8割も導入されたときに、住民から家計が圧迫されるなんて冗談じゃないという声が上がったのも、球団経営に対する不信感と無関係ではありません」

 佐々木を指名したマーリンズは、いわば“札付き”の球団というのだ。

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 もっとも、低予算球団ならではの“うまみ”もある。マーリンズ入りは佐々木にとっても悪いことばかりではないようだ。いったいどういうことか。●関連記事 【もっと読む】マーリンズには低予算球団ならではの“うまみ”あり では、それらについて詳しく報じている。