ノーラン監督、物議を醸した『オデュッセイア』現代英語のセリフは「当然の選択だった」と語る
【写真】『オデュッセイア』プレミア登場のアン・ハサウェイ、ふっくらお腹を優雅に包む 美しいブルーのドレス姿
Varietyによると、同作のアメリカ公開を前に、Los Angeles Timesがノーラン監督のインタビューを掲載。脚本も手掛けた監督はその中で、「人々に知的に訴える言葉ではなく、感情に訴える言葉」を優先したかったとコメント。「私の考えが甘かったのかもしれず、痛い目に遭うかもしれないが、分かりやすく気取らない物語にしたかった。私にとっては、当然の選択だった」と語った。
『オッペンハイマー』でアカデミー賞を獲得したノーラン監督が、長編映画史上初めて全編IMAXで撮影した本作は、ホメロスの同名叙事詩をもとに、トロイア戦争の英雄オデュッセウスの10年に及ぶ壮大な故郷への帰還の旅を描く。
本作をめぐっては、ほかにも吟遊詩人役としてラッパーのトラヴィス・スコットが出演していることや、鎧の質感やデザインが現代的であること、一部キャストについても議論を呼んだ。
トラヴィス起用については、ノーラン監督はTIMEのインタビューで、物語が口承詩として伝えられて来たことを意識したもので、吟遊詩人の口調はラップに似ているとコメント。また鎧については、「黒ずんだ青銅製のミケーネ文明の短剣が存在する」ことから、「当時、青銅を黒く染める技術は存在した可能性が高い」とし、高貴な存在であることを表現するために、当時高価だったと思われる素材を用いたと説明している。
映画『オデュッセイア』は、アメリカで7月17日、日本では9月11日に劇場公開される。

