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ジェームズ・キャメロン監督によるSFアクション映画の金字塔『ターミネーター2』(1991)が、35周年を記念して世界各国でリバイバル上映されることがわかった。米が報じている。

今回のリバイバル上映は、STUDIOCANAL、Fathom Entertainment、Rialto Picturesによるもの。米国では2026年8月28日から9月2日まで上映されるほか、ドイツ、中南米、チェコ、イタリア、ポーランド、フランス、オーストラリア、ニュージーランド、オランダ、スウェーデン、ハンガリー、英国などでも、8月下旬から9月上旬にかけて順次上映される。劇中で重要な意味を持つ“審判の日(ジャッジメント・デイ)”こと8月29日にあわせた展開だ。

ただし、発表された上映国リストに日本は含まれていない。現時点で日本公開の有無は不明だ。「なぜ泣くのか、今はわかる。泣くことはできないが」。

『ターミネーター2』は、未来で人類と機械軍の戦争を率いることになる少年ジョン・コナーをめぐり、未来から送り込まれた殺人マシンT-1000と、ジョンを守るため再プログラムされたT-800の戦いを描く。アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、エドワード・ファーロング、ロバート・パトリックが出演した。

1991年に公開された本作は、前作『ターミネーター』(1984)の設定を大きく反転させ、かつての脅威だったT-800を守護者として登場させたことで、シリーズのイメージを決定づけた一本。液体金属のT-1000をはじめとする視覚効果も革新的で、後のアクション映画、SF映画に大きな影響を与えた。第64回アカデミー賞では視覚効果賞、音響賞、音響効果編集賞、メイクアップ賞の4部門を受賞している。

今回の上映では、STUDIOCANALによる2017年の4K修復版および3D版が使用される。キャメロン監督は声明で、「『ターミネーター2』は、35年前に公開されたときと同じように、時代を先取りした作品です」とコメント。「スクリーンのために作られた作品なので、劇場で、観客と一緒に観られることをとても楽しみにしています」と喜びを語った。

さらにキャメロンは、「3Dで蘇る『T2』を体験することこそ、この映画を観る最高の方法です」とアピール。続けて、「35年も経ったのだから、もうネタバレしてもいいでしょう」と前置きし、「善人たちはAI超知能に勝つ。これは、この夏に必要な希望のメッセージだと思います」とユーモアを交えて述べている。

『ターミネーター2』が改めて興味深いのは、AIがもはや遠い未来の恐怖ではなく、日常生活の中に入り込んだ現在において、その物語が一段と身近に感じられることだろう。人類を滅ぼす軍事AI「スカイネット」というアイデアは、公開当時にはあくまでSF的な悪夢だった。しかし今や、生成AIや自律型兵器、監視技術の進化をめぐる議論は、現実社会のテーマになっている。単なる懐かしの名作ではなく、2026年にこそ見直したい重要な再訪体験となりそうだ。

なおキャメロン監督は、『ターミネーター』シリーズの完全新作にも。2019年の『ターミネーター:ニュー・フェイト』後となる新作について、キャメロンは「解決すべき物語上の問題がたくさんある」としながら、現実に起きていることを十分に先取りし、それをSFとして成立させることが最大の課題だと語っていた。T-800役のシュワルツェネッガーについては、新作には登場しないとも明言しており、シリーズは新世代へ向かうことになりそうだ。

AI時代のただ中で、ふたたびスクリーンに帰ってくる『ターミネーター2』。日本での上映実現にも期待したい。

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