「新婚当初のような輝く笑顔」雅子さま 24年ぶり歴訪完遂で取り戻した自信!随行した主治医も“出番ナシ”
《この度、オランダ国政府、ベルギー国政府からそれぞれ国賓として御招待を頂き、二人で両国を訪問できたことをうれしく思います》
6月26日、天皇陛下と雅子さまは、オランダとベルギーへの公式訪問を終えてご帰国。両陛下の帰国に際して、冒頭のようなご訪問についてのご感想を文書で公表された。
この日の東京は雨模様だったが、雅子さまは羽田空港でも笑顔で、にこやかにほほ笑み、お疲れのご様子は見せられなかった。
皇室担当記者が語る。
「雅子さまにとって、2カ国を訪問される“歴訪”は、’02年のニュージーランド・オーストラリアご訪問以来24年ぶりのことでした。スケジュールも2週間とかなり長く、ご滞在中には欧州全体を熱波が襲っていましたが、無事にやり遂げたことに安堵されているのではないでしょうか」
前出のご感想では、両王室からの歓待について、感謝のお気持ちを表明されている。
《両国の王室の施設に宿泊させていただいて、くつろいだ雰囲気の中で旧交を温めることができ、滞在中の各地への訪問にも御一緒頂くなど、数々の素晴らしいおもてなしを頂いたことに厚く御礼を申し上げます》
天皇陛下と雅子さまは、オランダ到着後はヘット・アウデ・ロー城に、そしてベルギー到着後はシエルニョン城に滞在された。
前出の皇室担当記者が続ける。
「両城とも、それぞれの王室の別荘で風光明媚な場所にあります。オランダのウィレム=アレキサンダー国王夫妻もベルギーのフィリップ国王夫妻も、両陛下とは長い親交があり、雅子さまのご体調についてもよく理解しています。長旅による疲れを、静かな環境で癒していただきたいという、温かな配慮が感じられました。
両陛下は、ヘット・アウデ・ロー城ではウィレム国王夫妻と、そしてシエルニョン城ではフィリップ国王一家と夕食をともにされていますが、リラックスした楽しいひとときを過ごされたそうです」
ご感想にも《行く先々でオランダ、ベルギー両国の方々に温かく迎えて頂いたことは、うれしく、有り難いことでした》とあったように、国王から一般国民まで国を挙げての歓迎が、雅子さまにとって励みになったことは間違いない。
「雅子さまは、式典や晩餐会といった歓迎行事や在留邦人とのご接見のほかにも、オランダでのプリンセス・マキシマ小児がんセンターのご視察や、ベルギーでのラーケン宮付属王立温室植物園ご散策など、参加すると目されていた行事にはすべて臨まれました」(前出・皇室担当記者)
■運転手や護衛隊長と握手された天皇陛下
この皇室担当記者の印象に強く残ったのは、現地での雅子さまのご表情だったという。
「6月23日、両陛下は歓迎式典の後、ブリュッセル市庁舎を訪問されています。市長室内で記帳され、バルコニーからお手ふりし、地元の子供たちとも交流されましたが、まるで新婚当初のような輝く笑顔をずっと見せられていたのです。
もちろん親友であるマチルド王妃が同行していたことも理由の1つだと思いますが、それだけではなく、雅子さまのご様子から強い自信も感じられました」
また長年皇室番組を手がけている放送作家・つげのり子さんは、現地での雅子さまの周囲へのご配慮についてこう話す。
「私も雅子さまのはじけるような笑顔から、かなりリラックスされているご様子を感じました。
アムステルダムのスキポール空港からベルギーに向かわれる際のことです。陛下が、乗られていた車の運転手と握手し、バイクで護衛してきた警察官たちに挨拶をされようとしたとき、雅子さまが陛下に“奥に立っている方がバイク隊の隊長さんです”と、さりげなくお伝えになったように見えました。
陛下もそのことに気づき、奥にいた隊長に歩み寄って握手されましたが、雅子さまも警護に携わっていた人たちのことをしっかり把握されていたのだと思いました」
そうしたエピソードからも、雅子さまが精神的な余裕を持たれていたことが伝わってくる。 今回の歴訪には、雅子さまの主治医である精神科医の大野裕氏も随員に加わっていた。だがある宮内庁関係者によれば、
「特に大野医師が、現地で雅子さまをご診察していたり、ご相談に乗っていたりしたという情報はありません。それだけ雅子さまのご体調も安定していたことの証左ともいえます」
大野医師の役割について精神科医の香山リカさんはこう話す。
「いまは時間をかけてカウンセリングを受けるといったことは雅子さまにとって必要なくなっていると思います。ただ大野先生の存在自体が安心感につながっているという面はあるかもしれません。
先生と顔を合わせたときに、先生がほほ笑んだり、少しうなずいたりする姿を見て、“今日もこれでよかった”と確認することはできると思います。
以前から、責任感の強い雅子さまには無理をして頑張りすぎてしまうという面がおありでした。最近の公式訪問では、優先すべき行事を事前に決められているようです。無理をされないことが功を奏し、うまくご体調を整えられているようにお見受けします」
主治医に頼らずに大任を完遂し、雅子さまはいっそう自信を持たれたに違いない。
■雅子さまがまだ訪問されていない南米
前出の宮内庁関係者はこう続ける。
「宮内庁内では、早くも帰国後の雅子さまのご活動の状況にも注目が集まっています。これからの時期は毎年恒例の日本学士院や日本芸術院の授賞式や、受賞者を招いたお茶会などもありますが、どれだけ雅子さまが出席されるのかということです。雅子さまが今後も海外での歴訪を続けていくことができるかどうかの試金石になるとも考えられているのです。
もし、お疲れがそれほど残らないようであれば、“南米歴訪も可能になるのでは”といった声も上がっています」
ご成婚後、中東、欧州、アジア、オセアニアなどに足を運ばれてきた雅子さまだが、南米各国へのご訪問は実現していない。
前出の皇室担当記者によれば、
「明治時代から南米への移住が始まっており、かの地には多くの日系人が生活しています。 皇室は、遠く離れた地で多くの困難を乗り越えて、現地の発展に貢献してきた日本人の移民とその子孫に心を寄せ続けてきました。
また現地の日系人にとっても、皇室の方々のご訪問は、『祖先との絆』を感じることができる特別な機会といえます。そのため“天皇皇后両陛下にも来ていただきたい”という声も根強いのです」
皇室の海外公式訪問で重要視されるのは“節目”だ。
「まずチリは来年’27年に日本との外交関係樹立130周年を迎えます。また’28年はブラジルへの日本人の移住が始まって120周年となります。特にブラジルは’25年にルラ大統領夫妻が国賓として日本を訪問しています。すでに“両陛下もぜひブラジルに”という招待もあるようです」(前出・皇室担当記者)
各国から招待がありながらも、地理的な遠さもあり、皇室では歴訪という形がとられてきた。
「たとえば上皇ご夫妻は、皇太子ご夫妻時代の’67年にペルー・アルゼンチン・ブラジル、’78年にブラジル・パラグアイ、そしてご即位後の’97年にブラジル・アルゼンチンを訪問されています。
天皇陛下と雅子さまも近い将来、南米諸国を歴訪という形で、お二人で訪問したいとお考えのようです」(前出・宮内庁関係者)
欧州歴訪で新婚当初のような笑顔と自信を取り戻された雅子さま、すでに南米歴訪という次の目標も定められているようだ。
