「代償を払わされた」名将の采配で変わった展開! 日本に2度のリードを追いつかれた“精鋭軍団”に蘭局が糾弾「遅れを取るべきではなかった」【W杯】

CKから小川のヘディングシュートで追いついた日本(C)Getty Images
現地時間6月14日、北中米ワールドカップ(W杯)のグループリーグ初戦で、日本代表はオランダ代表と対戦。緊張感のある駆け引きが続く中で、互いに点を奪い合って2-2のドロー決着となった。
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オランダに69%のボール支配率を許し、押し込まれる時間が続いた前半をスコアレスで折り返した日本。後半も相手の両サイドを利した揺さぶりに対して我慢強く対応していたが、51分に均衡を破られる。セットプレーの流れからセカンドボールを拾われ、左サイドからのアーリークロスを最後は大黒柱のフィルジル・ファンダイクがヘディングでねじ込んだ。
課題であったセットプレーの対応で1点を失い、後半の出鼻を挫かれた日本。だが、すぐさま反撃に転じ、早々と同点に追いつく。57分に敵バイタルエリアでボールを受けた中村敬斗がカットインから右足一閃。鋭いシュートをゴール左下隅に決めた。
流れの中から1点をもぎ取った日本だったが、立ちはだかるのは、聞きしに勝る精鋭軍団。やはり一筋縄ではいかなかった。64分には、ライアン・フラーフェンベルフがマーク2枚を引きはがし、ペナルティエリア手前でスペースを創出。そこに侵入した右ウイングのクライセンシオ・サマービルがカットインでマークについた中村をかわし、左足で狙いすましたシュートを決めた。
代表キャップわずか3試合の新星アタッカーの得点で落ち着きを取り戻したオランダは、高さとフィジカルを利した守備を展開。66分に伊東純也、75分に小川航基と攻撃的なカードも切っていく日本に反撃の余地を与えずに危なげなく試合を進めた。
84分に切り札である塩貝健人を入れて、完全に逃げ切り体制に入ったオランダを押し込んだ日本は、試合終了間際に攻撃的な策が的中する。88分にCKから小川が強烈なヘディングシュートを押し込んで、眼前に立ちはだかった“オレンジの壁”を再び崩したのだ。
結局、試合は2-2で終了。地力で「格上」であったオランダに対して、きっちりと勝ち点を持ち帰った日本。彼らの戦いぶりは、相手の地元メディアでも高く評価された。
試合を速報していたオランダの公共放送『NOS』は、80分を切った段階で逃げ切りを図り、後手に回った智将ロナルド・クーマン監督の采配に対して「試合終盤に守備に大きく賭けたが、その代償を払わされた」と糾弾。さらに「いざという時、停滞気味だったそれまでとは違う一面を見せる日本に対して、遅れを取るような策を講じるべきではなかった」と試合運びをあやふやにした戦術を断じた。
最後の最後まで粘り強さを見せた日本。その戦いぶりは、オランダをあっと言わせるものとなった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
