5日の参議院予算委員会で、参政党の安藤裕議員が消費税の問題を取り上げた。

【映像】「これ笑うところですか?」一喝した瞬間(実際の様子)

 安藤議員は、食料品の消費税ゼロが導入された場合、税率どおりに食材の価格が下がらなかったら、飲食店は逆に経営が悪化する問題を指摘。「ラーメン屋さんとか定食屋さんとか本当に苦しい思いで経営してますよ。今、食材仕入れ、上がってます。あるいは電気代ガス代も上がってます。じゃあそれに伴って定食の値段上げられますか?上げられないじゃないですか。みんな給料下がってるんですよ。実質賃金も下がってます。こんな中で値上げしたらお客さん来なくなりますよ。当たり前じゃないですか。だからみんなぎりぎりで商売してるんです。それが消費税分が確実に転嫁されているんですみたいな、そういう理解してるから、日本の経済は再生しないんですよ。断言しておきます」と訴えた。

 続けて「だからこの消費税の問題に正面から取り組まないと高市内閣で経済再生することはないと思います。我々は残念ながら社会保障国民会議にも入れてもらってません。もともとこの国民会議も憲法違反だという指摘も我々しています。このことに対する整理もほとんどされてない。そしてこの消費税が中小企業にものすごくダメージを与えていて、賃上げを妨害している税金であるとそういったことも私は指摘していました。国民会議というのはじゃあ一体何のためにやってるんですか」と問いただした。

 これに対し高市早苗総理は「課題も含めてご議論いただき、できない理由を考えるのではなくて、できるようにするための方法を考えて頂くということが主目的なんだろうと思っております」と答えた。

 安藤議員は「でも結論ありきで、消費税は必ず必要だと、そういう前提で進んでいるわけですよね。そういう意味ではこの国民会議は消費税温存会議であるとそう言わざるをえないと思います」と批判。

 さらに「消費税というものは前から皆さん答弁なさいますけれども、景気動向に左右されない安定財源であると。だから良い税金なんだとおっしゃってますけれども、景気動向に左右されないということは、どんなにみんなが生活苦しくても、あるいは企業の経営がどんなに苦しくても取り続けるって事ですよ。こんな税金あっちゃいけないんです。これ欠陥税制なんですよ」と指摘した。

 続けて「賃上げもしなきゃいけないとおっしゃってますよね。賃上げする前に消費税を納税しなきゃいけないから賃上げも妨害しています。こういう議論を本来はみんなでやるべきじゃないですか。だけど国民会議には我々は入れない。でこういう議論をしないで、物事を決めようとしてますよね。今お笑いになりますけれども、これ笑うところですか?ちょっと答弁お願いします」と怒りをぶつけた。

 高市総理は「すいません、ちょっと横の方の閣僚の声に対してです」と、笑った理由を釈明。そして「それは委員としてのお考えです。消費税の導入も含めて、ちゃんと国会でご審議があって国民の代表が集まって知恵を絞って導入が決まりました。消費税が悪税であると、全く悪税であると、それは委員のお考えかもしれません。でも今、子育てですとか福祉ですとか必要な社会保障のための財源として安定した財源というのは必要ですよ。それから若い方々にだけ負担が集中するような税でもないです。これはもう幅広い年齢層の方々が実際に負担をされる、現実的に負担をされる、そういった税ですよ。だから私は必要だと考えてます。これは政府も知恵を絞り、国会での議を経て決まった税ですから、委員が悪税だとおっしゃる、でも違う意見もある、そういうことだろうと思います」と答弁した。

 これに対し安藤議員は「もちろん必要だという方々いらっしゃるでしょう。でも議論というものは必要だ、あるいはこれはやめたほうがいい、そういった議論を戦わせてお互いに合意形成していくのが本来の議論のやり方ではないでしょうか。我々みたいにこれは悪税だとやめたほうがいいと、そういう人たちを排除して、賛成だという人たちだけで議論をしてこれで話をまとめていくというのは、これは民主主義としてはありえない手法である」と述べて質疑を終了した。(ABEMA NEWS)