「モテる男はなぜ『もつ鍋』をよく食べるのか」若返りのカギ”テストステロン”を最大効率で増やす食事法

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筋肉や性機能を維持しつつ老いを遠ざけるためには、普段から「テストステロン」が出やすい暮らしを送ることが肝腎だ。

筋肉をつけるには、たんぱく質を含む食べ物を食べるほか抹茶を飲むことも効果的だが、他には“こんな食材や料理”も――。

【前編記事】『「テストステロン不足」であなた史上最悪のカラダに…筋肉にメンタル、さらに生殖能力まで衰える』よりつづく。

もつ鍋は“最強のテストステロンアップ料理”

米オクシデンタル大学准教授で、テストステロンに詳しいフィンク・ジュリウス氏は脂質を積極的に摂ることを勧める。

「テストステロンはコレステロールから作られるので、極端に脂質を制限しすぎるとどんどん減っていきます。鶏の胸肉とブロッコリーばかり食べているようでは、実は筋肉はつかないんです。筋トレに熱心な人ほど、食生活に気を遣ってコレステロールを敬遠しがちですが、牛肉の脂身やバター、アボカド、ナッツなどは適度に摂ったほうがいいでしょう。

ただしマーガリンやファットスプレッドに含まれるトランス脂肪酸は、むしろテストステロン値を低下させてしまいます。それらを使ったドーナツやケーキなどは、避けるのが無難です」

コンビニや薬局で売られている亜鉛のサプリメントも、テストステロン量を増やす働きがある。食品から摂るなら牡蠣がオススメだ。恵佑会札幌病院の久末伸一氏もこう指摘する。

「さまざまな食品の中でも、牡蠣の亜鉛含有量は圧倒的に多いですが、毎日食べるようなものではありません。そこでお勧めしたいのがオイスターソースです。日々のちょっとした炒め物などの味つけに使うことで、効率的に摂取できます。ほかにも納豆や枝豆、キャベツは亜鉛が豊富なので、意識して食べるといいでしょう。

またニンニクや長ネギに含まれるアリシンも、テストステロン値を上げてくれる成分の一つです。ただし熱に弱いため、加熱すると効果が下がってしまう。アリシンはビタミンB1と一緒に食べると、アリチアミンという熱に強い物質に変わるので、ビタミンB1を豊富に含む豚肉や牛肉の赤身と一緒に摂りましょう。最強のテストステロンアップ料理は、豚肉とニンニク、長ネギ、キャベツをまとめて食べられるもつ鍋です」

睡眠、ストレスも重要なファクター

テストステロンを出すためには、食事と同じく睡眠も重要なファクターだ。これから夜間の気温も上昇していき寝苦しい季節を迎えても、7時間以上眠るのが望ましいが、それに加えて寝ているタイミングも意識したい。

実は一日の中でも人間のテストステロン値は大きく変動していて、朝の7〜8時ごろにもっとも高くなる。その時間に眠っていると、ピークがどんどん後ろにズレていき、分泌される量自体も減ってしまう。

こういった点に気を配りつつ、生活習慣を整えたうえで、なるべくストレスを感じない暮らしを送るのが、テストステロン値を上げるうえで理想的だ。

「テストステロンは『勝者のホルモン』とも呼ばれていて、『勝った』と感じたときに分泌されます。選挙の当選者と落選者、それぞれの事務所スタッフのテストステロン値を測った実験によると、心理的なストレスが少ない前者のほうが明らかに高かったそうです。月並みですが、ストレス要因をなるべく日常生活から排除できると、テストステロン値も上がっていくはずです」(久末氏)

筋肉や若さの源であるテストステロンを出すカギは、普段の暮らしの中に眠っている。生活習慣を変えて筋肉を鍛えるのに、遅すぎるということはない。残りの人生の中で、今日がもっとも若い日なのだ。

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「週刊現代」2026年6月8日号より

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