完投勝利を挙げファンに声援に応える北山(撮影・金田祐二)

写真拡大

 「ヤクルト1−7日本ハム」(7日、神宮球場

 涼しい顔で九回を投げ切った。貫禄の1失点完投で5勝目を挙げ、交流戦自身6連勝。先発ローテの軸としての役割を果たした日本ハム・北山は「今日は何とか投げ切るという気持ちでいた」と胸を張った。

 直球、変化球ともに申し分のないキレと精度。先頭の出塁を許した初回と五回は遊ゴロ併殺で要所を締めた。三者凡退が6イニング。前日まで延長2試合を含めて3連投の柳川と田中がベンチから外れた状況で「もう、北山くんが一人で投げてもらわなアカンやろ」と話していた新庄監督の指令にしっかり応えた。

 神宮のヤクルト戦では、新人で守護神を務めた2022年に2試合連続サヨナラ被弾。新庄監督に送り出された3連投目に、リードを守って雪辱した。失意の自身を支えてくれた首脳陣や同僚、ファンのありがたみを実感し「プロ野球をやる上での感謝というか、基盤をつくらせてもらった」という試合。「一番うれしかったウイニングボール」は、今も自室に飾ってある。

 それ以来となる因縁の地で快投。北山は「4年前のいろんな出来事があって、成長した姿を見せたい気持ちがあった。すごくうれしかった。(ウイニングボールは)4年前のボールの横に置きます」と感慨をにじませた。チームは今季3度目の4連勝で、指揮官も「今日は選手に聞いて、でかでかと記事にしてあげてちょうだい」とコメント。6月反攻のムードがたっぷりと漂ってきた。