目撃件数は74件で前年同期の倍 ブナ生育も注視 山形県がクマ対策会議 アプリを本格運用
クマの出没への対策を話し合う山形県のクマ対策会議が今年度初めて開かれ、今年に入ってからのクマの目撃件数が74件と、去年の同じ時期と比べほぼ倍となっていることが報告されました。
山形県によりますと、県内のクマの目撃件数は去年3079件と、2003年の統計開始以降、最多となりました。
こうしたなか、クマへの対策を話し合う県のクマ対策会議が、今年度初めて開かれました。会議では、今年に入ってから4月19日現在のクマの目撃件数が74件で、去年の同じ時期の38件と比べ、ほぼ倍となっていることが報告されました。
去年は、クマのエサとなるブナが、県内の全域で凶作となっていて、その影響でクマの出没が増えたと分析しました。その上で、ブナが凶作の年は、夏から秋にかけて食べ物を求めるクマが里に降りてきて、目撃件数が増える傾向があるとし、今年のブナの生育状況も注視していく必要があると述べました。今年のブナの生育状況は、7月ごろに判明するということです。
こうしたなか、県は4月1日から、スマートフォンアプリ「けものおと2」の本格運用を始めました。クマの出没情報をすぐに確認できるもので、県の担当者はぜひ活用してほしいと呼びかけています。
また、登山や山菜採りで山に入る際、クマに自分の存在を知らせるため、県はラジオやクマ鈴など音の出るものを持ち歩いたり、複数人で行動したりするよう呼びかけています。
