ガーシーも心配する中東ドバイのヤバすぎる現状 “マウント投稿”が悲鳴に変わるインフルエンサーたち
優雅な生活を披露していたインフルエンサー
富裕層が多く住む中東UAE(アラブ首長国連邦)の状況が一変した。
米国&イスラエルとイランの軍事衝突により、近隣諸国にも報復攻撃が続いている。その中には“中東の楽園”と呼ばれるドバイも含まれる。
ドバイは所得税がかからない経済環境、高層ビルが立ち並ぶ住環境で、インフルエンサーや起業家などに大人気。人口約400万人のうち9割を外国人が占める。
空路では欧州便の経由地としてドバイ空港が有名だが、2月28日にイランによる砲撃を受け、3月3日にもドバイの米領事館の敷地へドローンによる無人機攻撃があった。米国のルビオ国務長官によればドローン1機が
「領事館の建物に隣接する駐車場」
に激突したという。
崩壊したドバイの安全神話――。
滞在する海外インフルエンサーからは優雅な暮らしぶりを自慢する“マウント投稿”は消え、
〈信じられない〉
〈助けてくれ〉
など切実な訴えが相次いだ。
日本人ではミラノ・コルティナ五輪で銀メダルを獲得したスキージャンプの二階堂蓮(24)が帰国できず、ドバイ空港で足止めを食らった。二階堂はXで
〈ドバイを経由地にしたら向かいの国が戦争始まっちゃって飛行機飛びません〉
〈荷物も出てこないので空港で卵焼きを食す! 平和な世界であれ!!〉
とコメント。
競馬界では3月28日に行われる競馬の国際競走『ドバイワールドカップデー』を控え、フォーエバーヤング(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎)など6頭の日本馬が現地に滞在しているが、開催の可否は不透明だ。
こうした状況に過去、ドバイへ“逃亡”していたガーシー(東谷義和氏)はXで
〈オレも経験したことがあるから、わかるけど いきなり渡航先の国から、出れない、帰国できない、いつになるかもわからないと言われたとき、不安でしかない〉
と寄り添うコメントを出した。
事実、現地は一時パニックに陥ったようだ。
富裕層はプライベートジェットで帰国
本サイトは現地に滞在する日本人を取材すると、
「何が怖いって、爆発音ですよ。日本ではまず聞かない音。最近は減りましたが、夜間に『ドーン』という音はまだあります」
と語る。
2月末の攻撃直後は空港に人があふれ返った。同滞在者いわく
「航空機が飛ばないとわかると、リアル富裕層は車でドバイを離れ、プライベートジェットで我先にと帰国していきました。いま残っているのは現地住民のほか、観光客や出張中のビジネスマン、インフルエンサーが多いですね」
と明かす。
UAEは国内に足止めされている外国人の出国を支援するため、近隣諸国との間に安全な航空ルートを設けたと発表。経済観光相は緊急用の航空便を1時間に48便運航できるとし、3月1日以降、1万7000人超が60の航空便で出国したという。
飲料水や食料品をめぐっても混乱が起きた。
ドバイは砂漠のド真ん中に建てられた人工都市。海路と空路を封鎖された場合、陸の孤島となる。前出の滞在者は
「SNSで『ドバイ封鎖で水不足が深刻』といった情報が流れたため、住民の一部がスーパーマーケットに殺到し、一時的に飲料水や食料品がなくなりました。ドバイ政府はすぐに『十分な備蓄がある』と呼びかけましたが、緊急事態になるとフェイクニュースにいとも簡単に踊らされることがわかりましたね」
と話す。
現在、ドバイはネガティブニュースに対する火消しに躍起になっているという。不動産価格や宿泊価格の暴落を招く恐れがあるからだ。
そうしたドバイ側の事情を察してか、このところ現地在住のインフルエンサーは豪華な食事の写真や、高層マンション内のジムで普段どおりトレーニングする姿などをSNS上にアップしている。ドバイ事情に詳しい人物は
「ドバイを愛する人たちが連帯して安心安全をアピールしているのかもしれないが、こういう時はどこからともなく“圧”がかかるのも“ドバイあるある”なんですよね」
と遠い目で語る。
インフルエンサー“憧れの地”であるドバイを一変させた軍事衝突。一日も早く平和が訪れればいいが……。
