山形放送

写真拡大

庄内県勢懇話会の例会が3日酒田市で開かれ、共同通信外信部の小玉原一郎氏が現地で見たウクライナの実情を語りました。

第300回となる例会では、共同通信外信部次長の小玉原一郎氏が、「ウクライナ戦地からの報告」と題しキーウ支局長としてことし3月まで1年半現地取材した戦場の兵士たちや市民の暮らしを語りました。この中で、前線のウクライナ軍に同行取材した際に出会った犬を可愛がる兵士の言葉を紹介しました。

小玉原一郎氏「『戦場は狂気に満ちている』と自分の中で人間性を失っていくという事を彼も自覚しているようで『人間性を少しでも取り戻すために動物と触れ合うことで自分の精神を保っている』と言っているのが印象的だった」

さらに、小玉氏は町が戦闘地域になった所では医薬品の不足なども加わり取り残されたウクライナの人々が日々、命の危険にさらされていることまた、捕虜になったロシア兵の取材でも受刑者や外国人などがわずかな訓練だけで戦場に送り込まれ「弾よけ」扱いにされているとして双方が一日も早い戦争終結を望んでいると語りました。

小玉原一郎氏「武力によって他国を侵略することを正当化するような結論が出てはいけない。日本としても欧米の国と協力しながらウクライナ支援にどういう形で貢献できるのか議論していくべき。」

そして、現在アメリカが提示している和平案についてはロシア軍が制圧したドンバス地域などを事実上のロシア領とすることやウクライナの兵員数の制限などが盛り込まれ成立は難しいとの見方を示しました。