「俺ってこんなところで小さい仕事やってるような人間じゃないと思うんだよね。もっとでっかいことがしたいっつーかさ。今の会社だと、あんま俺の能力を引き出してくれるようなさ、ワクワクするような仕事もないし。それに正当に評価してくれてないんだよね〜」

 皆さん、居酒屋でこんな愚痴を一回は聞いたことあるんじゃないでしょうか? こんなことを聞いたオジサマたちから、若い世代は「我慢が足りん!」なんて言われてしまいそうですが、新卒で企業に入った大卒の3割が3年以内に辞めてしまうんだそうです。

 とある企業のベテラン人事担当者に聞いたところ、3年以内で辞める人は面接の時点でなんとなく見分けがつくという。彼らには一体どんな特徴があるのでしょうか?

 「感覚的なことだからうまく言えないのですが・・・、もしかしたら、すぐ辞めてしまうのではないかと感じるんです。総じて印象はネガティヴなんですよね。あるいはちょっとした言葉の端々から会社への不信感を感じる人ですかね」(某企業の採用担当者)

 「ちゃんと休めるんですか?」という質問や、「インターネットにこんなことが書いてあったんですけど・・・」などと言っていたら注意が必要なんだとか。

 しかし、辞める若者側にも言い分がある。周りの転職経験者にその理由を聞いたところ・・・。

 「希望した配属先に入れず、仕事に対するモチベーションが維持できなかった。今の会社は小さいけど、やりたいことがやれてるから後悔はしてません」(27歳 メーカー勤務 25歳のとき転職
 「前の仕事は先が見えてしまっていたんです。だいだい40歳でこのくらいまで昇進して、このくらい稼いで・・・そんなふうに考えてたらいやになっちゃって」(26歳 IT関係企業勤務 24歳のとき転職
 「せっかく就職活動あんな頑張ったのに、2年間ずっと下働きでした。先輩も教育する気もなさそうだし。やりがいが感じられなかったんです」(25歳 小売業 転職したばかり)

 企業が求めるものと学生が求めるもののマッチングが大事ということなんですね。単にお金や安定のみを求める若者ばかりではない今の時代、企業側も若者のニーズに応えられるしくみ作りをしていくべきなのかもしれません。(加藤克和/verb)