この記事は以下の動画を基に、動画投稿者の承諾を得た上で、AIライターが執筆しております

美容外科医の高須幹弥氏が、自身のYouTubeチャンネルで公開した動画「『脳外科医 竹田くん』について私の意見を話します」の中で、医療漫画『脳外科医 竹田くん』のモデルとされる医師が起こした医療過誤事件について言及し、外科医の適性や医療界の構造的問題について持論を展開した。

高須氏は、以前から同漫画に関する意見を求める声が多かったと述べつつ、「名誉毀損や侮辱になる可能性を考慮し避けていた」と説明した。しかし、モデルとされる脳外科医が約8800万円の賠償命令を受け、業務上過失致傷罪で在宅起訴されたという報道を受け、「そろそろお話しさせて頂こうと思う」と今回の動画公開の経緯を語った。

事件は兵庫県赤穂市の市民病院で発生し、松井医師(仮名:竹田くん)が行った手術によって、女性患者に両足麻痺などの後遺症が残ったとされている。高須氏は、医療ミス自体は「どの病院でも時々起こること」と述べたうえで、通常は示談で解決するケースが多い中、今回裁判に発展した背景には「被害者側の不信感や病院側の対応の問題があったのではないか」と推察した。

特に高須氏が問題視したのは、執刀医である松井医師が裁判で「手術の技量がなかったわけではない」「(上司の医師から)『何ちんたらやってるんだ、日が暮れる。スチールバーでやれ。いいから帰ろう』と急かされた」などと責任転嫁するような主張をしている点である。高須氏は、「自分が執刀医で手術に問題が起きたのに、それを他人のせいにするのは、この時点でアウト」「47歳でベテラン。通常、手術はバリバリやれる年代なのに、上司のせいにする時点でちょっとおかしい」と批判した。

さらに高須氏は、外科医には明確な向き不向きがあると強調。「手先が器用で、システマティックに物事を組み立ててロングスパンで見られる人」「どんな状況でもメンタルが安定し、手が震えないのが理想。メンタルコントロールも外科医の技術のうち」と適性を語る一方で、ADHD傾向の医師については「細かい組み立てができない」「飽きっぽい」「気が散る」「雑になる」傾向があり、手術には向いていない可能性を指摘。また、手術中に感情的になり「キレたり怒鳴ったりしてイライラする」医師も、アドレナリンで手が震えるため不適格だと述べた。

そして、「手術は予習してトレーニングして、最大限できる状態に持っていってからやるべき」と力説した。医療界の構造的問題として、上司が部下の適性を見抜き「君は手術に向いていないから他の科に行った方がいい」と指導すべきだが、「パワハラ扱いを恐れて言えない上司が多い」と現状を指摘した。

また、美容外科業界でも同様の問題が起こりうるとし、「僕のYouTubeの(手術)動画を見て『これなら簡単だ、俺でもやれる』と思って安易に手術に手を出して事故を起こすのはやめてほしい」と警鐘を鳴らした。

高須氏は最後に、外科医としての適性がないにもかかわらず手術を続け、結果として被害者を生んでしまう現状に対し、「本当に誰かが止めるべきだった」と、医療界における指導体制や医師個人の倫理観に問題提起した。

チャンネル情報

美容外科医 高須幹弥氏が運営するYouTubeアカウント。 本業の美容整形に関する話以外に、筋トレ、政治・経済、芸能など様々な時事問題に関して高須幹弥医師視点の意見を配信しています。