【UFC115】カナダ太平洋岸決戦は、わけあり伝説対決
UFCの歴史を10年に渡り支えてきたリデルと、出入りを経験しながらも大きな話題を振りまき続けてきたティトによる対決を失った同大会。初進出となる土地だけにUFC人気の勢いでどこまでファンの関心を呼ぶことができるのかも注目されている。
そんな両者の対戦の背景だけでなく、オクタゴンの上に目をやると、レジェンド対決と謳われる一戦だが、それはフランクリンがやや気の毒というもの。
過去5戦1勝4敗のリデルは、最近、プレイボーイ振りと深酒を飲む姿が動画に流れるなど、40歳という年齢以外にも体調面に不安を感じさせる要素が揃っている。
一方、35歳のフランクリンの最近の5試合の結果は3勝2敗。リデルが判定勝ちしたヴァンダレイ・シウバには、同様に判定勝ち。ダン・ヘンダーソンにスピリット判定で敗れTUFシーズン9のコーチ役に手が届かず、マット・ハミル&トラビス・ルターに勝利。昨年9月にはヴィトー・ベウフォートにTKO負けを喫しているが、レジェンドという特別枠扱いよりも、世界を目指して再浮上を狙うベテランといった位置づけにある。
リーチの長いリデルは、今も一発のKOパワーを秘めており、ここ一番の対戦だけにコンディショニング調整も万全を期しているに違いないが、スピードで勝るフランクリンは手数と一瞬の判断力で、リデルを上回っていることが予想される。
ともすればこの試合に敗れ、それこそレジェンド枠入りとなる可能性があるフランクリンにとって、リデルとは違う切羽詰まった状態での一戦となる。だからこそ、リデルの一発を受けないよう如何に戦うことができるか。無闇に打ち合うことなく、テイクダウン狙いを確実に切ることできれば、体格で劣るがスタミナ面で優位に立つフランクリンの勝機は徐々に広がるだろう。
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