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東京都が運営している婚活アプリ「TOKYO縁結び」が、2024年9月のスタートから2年近く経ち、結婚の意思が確認されたケースが26年6月末現在で265組に達している。

アプリについては、自治体運営で安心できるとの声も多いが、検索などが使いにくいなどとの指摘もネット上で出ている。婚活イベント、ウェブ相談を含めて約1.2億円の税金が投入されているが、都では、その成否をどう受け止めているのか、担当課に取材した。

メインは30代で、男性6対女性4の割合

東京都が提供するAIマッチングシステムです。婚活を始める『最初の一歩』としてご利用ください」

TOKYO縁結びの公式サイトでは、AIを使った相手紹介だと強調されている。

それによると、サービス申し込み後に価値観診断テストを行って、AIが相性の良い相手を紹介する。

アプリを担当する都の地域活動推進課にJ-CASTニュースが取材したところでは、テスト結果をベースに、自らのプロフィールや希望する相手の条件などもプラスして、交際に発展する可能性がある相手をAIが紹介するという。AIによる相手紹介は、月に4人までとなっている。

また、サービスでは、自ら条件などを検索して相手にリクエストを送ることもできるとした。こちらは月に6人までとなっており、最大で計10人の相手をリクエストできるという。顔写真も任意で登録でき、公開していれば相手も見られる。

登録できるのは、都内に在住・在勤などする18歳以上になる。登録料は、1万1000円(税込)で、2年間活動できる。

これまでに、26年6月30日時点で約3万6000人がサービスに申し込んだ。入会面談などを経て、登録したのは、このうち約1万6000人になっている。メインは、30代だといい、男性6対女性4で男性の方がやや多い。

リクエスト後のお見合いを経て、760組が紹介ストップの真剣交際に発展し、このうち265組について、都が結婚の意思を確認した。

婚活していない約7割の方が一歩踏み出せればいい」

都の婚活アプリについては、賛否両論がネット上で出ている。

好意的な向きとしては、独身証明書や年収も確認することから、「身元確認もしっかりしてるし、出会いアプリより安全だ」「自治体が関わる安心感は大きい」との書き込みは多い。

その一方、使いにくさについて指摘する書き込みもいくつか見られた。「『検索項目』が少なすぎて絞り込めない」「画面の読み込みが非常に遅い」「紹介数が少なすぎる」といった不満があった。

都では、成婚の意思を確認した265組という数をどう見ているのだろうか。

この点について、地域活動推進課では、次のように答えた。

「多いか少ないかは言えませんが、結果が出ていることについては、うれしく思っています。都の事業としては、結婚に関心があっても何も婚活していない約7割の方が一歩踏み出してもらえればいいと考えています」

265組のうち、AIの紹介がきっかけになった割合については、公表していないという。また、どんなケースで結婚が多かったのかについても、個人情報もあって交際過程は追跡していないため、分からないとした。

今後については、「アプリを気軽に使ってもらえるよう、画面読み込みスピードを改善するなど使い勝手の向上に努めたいと考えています」と話した。

J-CASTニュース編集部 野口博之)