脳科学者の茂木健一郎氏が自身のYouTubeチャンネルで「頭のいい人は、性格がいいのか、悪いのか」を公開した。動画では、日本の世間に蔓延する「性格の悪さと頭の良さ」に関する思い込みについて、茂木氏が独自の視点から論じている。

動画の冒頭、茂木氏は高校時代のエピソードを述懐する。当時、同級生から「お前いいやつだから、頭が悪いと思っていた」と言われた経験を振り返り、世間には「頭のいいやつは性格が悪い」という誤解があると問題提起した。さらに、日本社会の一部には「皮肉を言ったり、素直じゃなかったりする人が頭がいい」と思い込む傾向があると指摘する。

その上で茂木氏は、「中途半端に頭のいい人が性格悪いんだと思う」と持論を展開。「他人と比較してあーだこーだ言ったり、偏差値自慢や学歴自慢、資格自慢などのマウンティングをする人は、頭がそんなに突き抜けてはいない」と一刀両断した。マウンティングをしてしまう背景については、生まれつきの性質というよりも育ち方や経験によるものだと推測しつつも、そうした小賢しい振る舞いを「賢い」と捉える風潮は良くないと釘を刺した。

一方で、真に優れた知性を持つ人物については「突き抜けた頭の良さって善意なんだよね」と断言。本当に賢い人は他者を見下すような真似はせず、むしろ良い人になるのだという独自の視点を示した。

最後に茂木氏は、視聴者に向けて「突き抜けて賢い人は性格のいい人だ。善意の塊になる」と力強く呼びかけた。日常にあふれる学歴偏重の価値観に疑問を投げかけつつ、真の知性とは何かを問い直す形で動画を締めくくった。

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