西村元経産相「日台米連携の重要性、トランプ氏に理解してもらう必要」インタビュー

訪台の目的について、新型コロナ担当相時代に台湾からマスクや医療機器の提供があったことや、経産相時代に半導体受託製造世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の熊本工場誘致などに取り組んだことを挙げ、これらへの感謝の意を込めて訪問したと説明。安倍晋三元首相への思いを共にするメンバーと訪台し、南部・高雄市にある安倍氏の銅像が立つ廟(びょう)の訪問や、要人との意見交換も行ったと語った。
半導体以外の分野における日台の協力については、生成AI(人工知能)が国や地域の力を決める存在になる中で、電力の使用量が急激に増える可能性があるため、エネルギー分野や生成AI関連の人材育成での協力が可能だとの見方を示した。
インド、カンボジアに続けて台湾を訪問した西村氏。長旅の疲れを癒やそうと足裏マッサージ店に行った際には、居合わせた日本人観光客と記念撮影に応じたと明かした。また南部・台南で食べたおこわやパイナップル、ドラゴンフルーツがおいしかったとしつつ、台湾をたびたび訪れる自身の娘たちに薦められたアイスクリームや豆乳は試せなかったため、家族で台湾に来る際には訪れてみたいと話した。
(楊堯茹、田中宏樹)