神奈川県の運送業者として過去最大の負債額 日本ロジステックの主要取引先だったTRAILが自己破産申請へ
当社は、2014年(平成26年)7月に設立。一般貨物運送事業を主体として、倉庫内物流業務の請負も手がけていた。もともとは協力会社に外注する形で事業展開を図っていたが、2020年3月期中に一般貨物自動車運送事業の許可を受けて自社配送の割合を高め、業歴は浅いながらも同業界で経験を積んだ代表の人脈を生かし受注を確保していた。また、業務請負については倉庫内での仕分け、梱包、保管等の荷役作業の請負を受託していた。
こうしたなか、2022年8月に入って当社の主要取引先である日本ロジステック(株)(TDB企業コード:284023492、東京都千代田区)や当社が楽天モバイル(株)に対して不正な水増し請求をしていたことが発覚し、日本ロジステック(株)は仮差し押えを受ける事態となり、8月30日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請。この不正請求に絡み、当社の動向も注目されることとなったほか、同社に対して多額の不良債権が発生。その後、ほぼすべての事業を停止し従業員も解雇されていたが、ここにきて今回の措置となった。
負債は2022年3月期時点で約54億9900万円だが、その後変動している可能性がある。
神奈川県内で負債50億円を超える倒産は(株)ベルベ(負債59億円、2021年11月事業停止)以来となり、負債は2023年に入って最大、2022年度でも最大となった。
また、神奈川県の道路貨物運送業者で過去最大の負債額となる。

