会場には国内外から多くのゲーマーが

写真拡大

2020年1月24日から26日にかけて格闘ゲームの祭典「EVO JAPAN 2020」が幕張メッセで開催された。この大会ではメイントーナメントとして「鉄拳7」「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」「ストリートファイターV アーケードエディション」「ブレイブルー クロスタッグバトル」「サムライスピリッツ」「ソウルキャリバーVI」と6タイトルの試合が開催された。

イベント初日は各メイントーナメントの予選が行われ、数多くのゲーマーたちが上位を目指し腕を競い合っていた。日本最大級の格闘ゲームイベントということもあり、大会には海外から遠征にやって来たプレイヤーたちも多数参加、真剣な面持ちで対戦に臨んでいた。

メイントーナメントはもちろん白熱の対決

また「EVO JAPAN」では往年の名作対戦ゲームの対戦会「サイドトーナメント」も膨大な数が開催され、「アーケード版 北斗の拳」「ストリートファイターII ターボ」「バーチャファイター5 ファイナルショーダウン」「キングオブファイターズ 14」「ヴァンパイアセイヴァー」「電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム」など膨大な数のタイトルによる大会が開かれ、多くのゲーマーが鍛え上げた腕前を競い合っていた。

サイドトーナメントの中でも特に異色を放っていたのが、スーパーファミコン版「らんま1/2 超技乱舞篇」と「美少女戦士セーラームーンS 場外乱闘!? 主役争奪戦」だ。両タイトルとも25年ほど前に発売されたアニメベースのゲームだが対戦ツールとしての評価は高く、長年やり込みを続けていたプレイヤーによる高度な戦いが繰り広げられていた。

2日目には「ブレイブルー クロスタッグバトル」「侍スピリッツ」「ソウルキャリバーVI」の3タイトルで決勝大会が開催された。いずれも白熱した試合が展開され、「BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE」はkubo選手(日本)、「サムライスピリッツ」はgamera選手(日本)、「ソウルキャリバーVI」はBluegod選手(米)が優勝した。

最終日となる3日目には「鉄拳7」「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」「ストリートファイターV アーケードエディション」の決勝が開催された。「鉄拳7」はブック選手(タイ)、「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」はしゅーとん選手(日本)、「ストリートファイターV アーケードエディション」はナウマン選手(日本)が優勝した。

今回で3回目となる「EVO JAPAN 2020」だが、世界中から集ったゲーマーがひたすら試合を楽しむ夢のような光景は今年もまた健在だった。来年以降も継続して開催されることを期待したい。

(eスポーツライター 早川清一朗)