「日中関係より民間の対立も根深い」 日韓問題で財界首脳のホンネ
「日中関係に比べて民間の対立も根深いからね」。参加経営者の一人はこうこぼした。
韓国の文在寅大統領は国内大手30社や経済団体のトップらと輸出規制強化への対策を協議。「事態が中長期化する可能性に備えなければならない」と語っている。
今後の焦点は韓国が実際にWTOへの提訴に踏み切るかどうか。ただ、提訴により泥沼化することを避けるために、韓国は日韓双方の同盟国である米国に介入を求める外交手段も探る。
NECの遠藤信博会長は「(経済活動に)どのようなインパクトが出てくるか注視しなければならない。今後の交渉がどのようになるか見守らなければならないが、(日本政府の動きにより)韓国側も重要なイシューとして認識したはずだ」と語る。
ある経営者は「今回の問題が収束したとしても根っこは放置されたまま。お互いに小学校や中学校の歴史教育から考えなければならない問題ではないか」と指摘する。
経済同友会の夏季フォーラムは12日までの2日間の日程。「“いて欲しい国、いなくては困る国、日本”の実現に向けて」を統一テーマに、国際競争力強化に向けたイノベーションの創出や生産性革新、国の財政健全化など多岐にわたる問題を議論する。12日に「軽井沢アピール2019」を採択して閉会する。

