厚生労働省

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 市販薬と成分や効果が似ている「OTC類似薬」で患者に追加負担を求める新制度について、厚生労働省の専門家会議は5日、がんや難病の患者のほか、通年処方される飲み薬などを対象外とする中間とりまとめを了承した。

 今秋をめどに正式決定し、2027年3月から新制度を導入する。

 新制度では、OTC類似薬の薬剤価格の4分の1が保険適用外となり、患者は特別の料金として追加の負担額を払うことになる。風邪薬や胃腸薬など77成分の1042品目が対象で、解熱鎮痛薬「ロキソニン」や抗アレルギー薬「アレグラ」なども含まれる。

 中間とりまとめでは、追加負担を求めない対象として、がんや指定難病の患者、妊婦、入院患者、抜歯などの医療処置後にOTC類似薬を使うケースを盛り込んだ。おおむね50週を目安に長期処方される飲み薬も対象外にする。さらに、皮膚保湿剤を通年使用するアトピー性皮膚炎患者のほか、28年度末までの経過措置として、痛み止め湿布剤を通年で使う重症の変形性膝関節症の患者も追加負担を求めないとした。

 新制度を巡っては、がんやアレルギー疾患の患者団体から、痛みを抑えるために解熱鎮痛薬や湿布を使ったり、皮膚炎の治療で塗り薬を大量に使ったりする患者の経済的負担が大きくなるとの声が上がっていた。このため、厚労省は6月に専門家会議を設置し、必要な受診の抑制につながらないように、対応を検討していた。