【ダブルインパクト】滝音が初優勝!結成10年で初の賞レース頂点 “霜降り世代”からまた王者
漫才とコントの総合力で競う賞レース「ダブルインパクト2026 漫才&コント二刀流No.1決定戦」が20日、東京・汐留の日本テレビで行われ、滝音が初優勝した。出場2896組の頂点に立ち、賞金1000万円を獲得した。
漫才、コントの2ジャンルを披露し、合計得点で争う同大会。今年は滝音のほか、ななまがり、蛙亭、ダンビラムーチョ、TCクラクション、今夜も星が綺麗、ドンデコルテ、ビスケットブラザーズの8組が決勝大会を争った。
滝音はファーストステージで475点の1位、ファイナルステージも476点の高得点を並べ、合計951得点。ドンデコルテを退けると、さすけ(36)、秋定遼太郎(38)が、ガッツポーズで跳びはねて喜びを表現した。感想を聞かれた秋定は、「お笑いってホントに難しいなと思いました!!」と、大声で絶叫。さすけから「お笑いにうるさすぎるな」とツッコミを受けていた。
ファーストステージの貯金がものを言った。トップバッターで漫才をチョイス。「能(ノー)コメント」「カーネルを3ダース」「ラップして冷蔵庫」など、ダジャレの小気味よい笑いを連発した。1位で迎えたファイナルステージは、警察の取り調べ室が舞台のコント。犯行が疑われるすし職人(さすけ)が、捜査員(秋定)にうそ発見器にかけられ、思わぬうそが発覚する衝撃展開で爆笑をさらった。
今年で結成10年。節目の1年に、大輪の花を咲かせた。さすけはコンビ結成当時、妻子持ちながら芸人としての収入がゼロ。バイト掛け持ちで生活しながら、お笑いの頂点を夢見た。
一方で、同期たちの活躍に、焦りを持っていたのが、秋定だった。「同期は全部の賞レースを獲ってるんですよ、うちの同期って」。霜降り明星はM−1グランプリ王者。コロコロチキチキペッパーズとビスケットブラザーズが、キングオブコントをそれぞれ優勝し、紅しょうが稲田美紀はTHE Wを制した。昨年はニッポンの社長のケツがダブルインパクト、今年は今井らいぱちがR−1グランプリを優勝した。だからこそ、秋定は参加賞で終わるつもりはなかった。「同じステージに上がらなあかんなあ」。無冠返上を胸に上がった舞台で、悲願の賞レーストロフィーを勝ち取った。
ダブルインパクトは今年で2回目。ファーストステージでは漫才、コントを任意で選びネタを披露。ファイナルステージでもう一方のジャンルを選択する。ネタ時間はそれぞれ4分。出場組は前回の7から8へ増加した。一方で、前回は全組が漫才、コントを披露できたが、今大会ではファースト上位5組がセカンドへ進み、下位3組はその時点で敗退するシステムに変更された。
MCはかまいたちの山内健司、濱家隆一、女優・橋本環奈が、昨年に続き担当。審査員は千原ジュニア(千原兄弟)剛(中川家)後藤輝基(フットボールアワー)田中卓志(アンガールズ)辻クラシック(ニッポンの社長)が、それぞれ務めた。またファイナリスト応援団として、吉村崇(平成ノブシコブシ)、タレント佐々木久美が出演した。
昨年はニッポンの社長が優勝し、初代王者に輝いた。
◇滝音 さすけ(36)秋定遼太郎(38)が2016年に結成。キングオブコントは20年に初の決勝に進み、8位。M−1グランプリは4度の準決勝進出がある。22年のNHK上方漫才コンテストに準優勝。コンビ名は仮想粒子のタキオンから。吉本興業所属。

