傷病者の命を救うため、一刻を争う対応が求められる医療や救急の最前線。しかし今、その現場では救急隊員や医療従事者に対する暴言・暴行といった、信じがたい妨害行為が相次ぎ問題となっている。

【映像】妊婦の看護師に対し→患者がとった“まさかの行動”

 東京消防庁によると、救急隊への妨害行為は過去5年で107件にのぼる。しかも年々増加し、今年は5月末時点で去年を上回るペースだという。

 実際に暴行を受けた経験があるという看護師に話を聞いた。

「暴言は毎日のように浴びせられている。暴力も日常茶飯事で、ちょっとしたことなら僕らが我慢して、流してしまう。捻られたり、髪の毛を引っ張られたり、叩かれたりなんて日常茶飯事。僕らも麻痺してしまっている」(Nurse-Men代表の秋吉崇博氏、以下同)

 救急患者を受け入れる側の看護師だが、ドクターカーなどで現場に急行することもあるという。

「居酒屋でお酒が進んでいる人たちが喧嘩になって、瓶ビールで頭を殴って。興奮が収まっていないので(制御が効かない)。救急車が来たというので余計に興奮したり、野次馬も入ってきたり、聴診器を奪われたり」

「ケンカの最中で相手を(探して)『どこ行ったんだあいつ』と相手だと勘違いされて、『お前さっきのやつだろう』と殴られたこともあり、その時は鼻血が出た」

「冷静に周りがなってくれないので、強く言わなきゃいけない場面も出てくる。そういったところを動画で撮っている人たちもいるので、言葉ひとつを気をつけないと職も失う」

 患者を受け入れる医療機関でも同様の被害があるという。

「妊婦もギリギリまで働かないと人手が足りないところも多い。(患者が)暴れている、誰も止められない、それで妊婦の看護師がお腹を蹴られるというのを2〜3度とは言わず、結構見てきた」

(『ABEMA的ニュースショー』より)