※画像は生成AIによるイメージです

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ネットで知り合った相手とトントン拍子で婚約まで進んだのに、たった一度のドライブで「この人とは結婚できない」と確信してしまう――。そんな急ブレーキのような瞬間が、実際にあるものです。普段は紳士的だった彼が、ハンドルを握った途端に別人のようになる。後続車を煽り、車間距離をギリギリまで詰めていく。隣に座る自分の存在は、もうそこにないかのように。
あおり運転は2020年6月の道路交通法改正で「妨害運転罪」として正式に犯罪と位置づけられた違反行為です。警察庁によれば、著しい交通の危険を生じさせた場合は最大で5年の拘禁刑、一発で免許取消し(欠格期間3年)という重い処分が科されます。さらに警察庁が過去に実施したアンケートでは、運転者の35%、およそ3人に1人があおり運転の被害経験があると回答しているそうです。

今回ご紹介するのは、過去に大きな反響を呼んだ実録エピソードから、ネットで出会った”ハイスペ”婚約者との別れを、たった1日のドライブで決意した20代女性の話。大手企業勤務のイケメン、料理上手な彼女との結婚に前のめりだった彼が、名古屋への顔合わせドライブで見せた、まさかの素顔とは――。

記事の後半では、「ハンドルを握ると人が変わる」という言葉の意味や、結婚を考えるうえで“ドライブテスト”が持つささやかな効用について、少しだけ考えてみました。

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「新郎新婦はアプリで出会い……」と、結婚式の口上でさえ隠されることがなくなったほど、アプリでの出会いは定番化した。

 とはいえ、他己評価を簡単には知ることができないアプリでは、交際後に思わぬ一面を垣間見ることもあるようだ。

 今回、アプリ経由で出会い、婚約までしたAさんとのエピソードを話してくれたのは、都内の外食産業系の会社に勤める町田明美さん(仮名・20代)。町田さんはなぜ、“ハイスペ”婚約者との別れを選んだのだろうか?

◆30代男性と交際4か月でスピード婚約

「Aさんは、大手企業に勤める5歳年上のイケメンでした。彼は真剣に結婚相手を探していて、料理が上手で家庭的な人を理想としていたそうです。私は、いまの会社ではお店で出す新メニューの開発をしているため、シェフではないにせよ、食のプロです。そうしたことをアプリのプロフィールでアピールしていたことから、Aさんは私に興味を持ったようでした」

 何度かデートを重ねて、結婚を前提とした交際につながった町田さんとAさん。すでに30代だったAさんは、都内に住んでいる町田さんの両親と顔合わせをしたこともあるのだとか。

「Aさんは結婚願望が強くて……交際をはじめてわずか4カ月ほどで指輪を贈ってくれ、婚約することになりました。私の両親とも食事会を済ませ、結婚に向けて話がトントン拍子に進んでいったんです。

 私としては、同棲もしていないし、もう少し彼のことを知ってから結婚したいと思っていたものの、Aさんの押しに負けて婚約することになりました。

 ちょっと強引なところがあるのは引っかかりましたが、将来も安定しているし、私を大切にしてくれる気持ちは毎日感じていたので、婚約に異を唱えませんでした」

◆スポーツカーで迎えに来た姿に困惑……

 ハイペースで結婚準備を進めるAさんは、次いで自分の両親との顔合わせの日付けをセッティングしたという。

「Aさんの実家があるのは名古屋。なので、週末を使ってレンタカーで小旅行も兼ねて行こうということになりました。Aさんは車を持っていなかったのですが、運転には自信があるとのことで、名古屋までの移動は任せることになったんです。

 当日、私の家までレンタカーで迎えに来てくれたのですが、借りた車を見て少し困惑しました。というのも、いかにもスピードが出そうなスポーツカーだったんですよ。