シンスペクティブ、小型SAR衛星「StriX」9機目を5月22日に打ち上げへ
小型SAR(合成開口レーダー)衛星の開発・運用やデータ解析ソリューション事業を手がける株式会社Synspective(シンスペクティブ)は2026年4月30日、自社9機目となる小型SAR衛星「StriX(ストリクス)」シリーズの打ち上げ予定を発表しました。
同社によると、9機目のStriXは早ければ日本時間2026年5月22日18時30分以降に、アメリカの宇宙企業Rocket Lab(ロケットラボ)の「Electron(エレクトロン)」ロケットで打ち上げられる予定です。発射場はニュージーランドのマヒア半島にあるロケットラボの発射施設で、天候などの事情により打ち上げ日時が変更になる可能性があるとされています。

8機目の成功から約2か月で打ち上げ
既報の通り、StriXシリーズの8機目は2026年3月21日にElectronで打ち上げられ、高度573kmの低軌道への投入とアンテナ展開に成功しています。9機目は8機目の打ち上げから約2か月という短い間隔での打ち上げとなり、コンステレーション構築が着実に進んでいることがうかがえます。
StriXシリーズは2020年12月に実証衛星初号機「StriX-α(ストリクス・アルファ)」が打ち上げられて以来、すべてElectronで軌道投入が行われてきました。Synspectiveは2025年9月にRocket Labと新たに10機分の打ち上げ契約を締結しており、SpaceXとの3機分を含めると合計24機分の打ち上げ契約を保有しています。
2026年内に10機体制、2020年代後半に30機規模を目指す
Synspectiveは2020年代後半に30機規模のSAR衛星コンステレーションの構築を目指しており、2026年内に10機体制とすることを目標としています。今回の9機目が予定通り軌道投入に成功すれば、10機体制まであと1機に迫ることになります。
また同社は2026年2月、防衛省の「衛星コンステレーション整備・運営等事業」に向けた特別目的会社の設立と契約締結を発表しています。天候や昼夜を問わず地表を観測できるSAR衛星のコンステレーションは、安全保障分野でも活用が期待されています。
文・編集/sorae編集部
関連記事ロケットラボ、シンスペクティブの小型SAR衛星「StriX」8機目の打ち上げに成功シンスペクティブ、小型SAR衛星「StriX」8機目をエレクトロンで打ち上げへ参考文献・出典Synspective - Synspective、自社9機目の小型SAR衛星打上げに関するお知らせSynspective - 自社8機目の小型SAR衛星、軌道投入に成功、アンテナの展開成功も確認
