旬野菜で「太りにくいお弁当」レシピ。うま味たっぷり、食べすぎを防止するコツも
桜の季節が近づくと、スーパーの野菜売り場にも春の気配が漂い始めます。今回は、ダイエットカウンセラー・食生活アドバイザー、そして体質別ダイエット診断士をもつおにゃさんに、春の味覚を活かしたヘルシーなお弁当のつくり方を教えてもらいました。また、ご飯の食べ過ぎを防ぐ工夫も紹介します。

「ご飯がすすむのに太らない」春野菜たっぷりのお弁当
グリーンアスパラにスナップエンドウ、ソラマメに新タマネギ。この時期の野菜たちは、みずみずしく、驚くほど甘いんです。だからこそ、調味料をあれこれたすのではなく、素材の味を引き出す「引き算の料理」がおすすめ。
【写真】醤油・みりん・酒で完成!「グリーンアスパラの肉巻き」
今回のお弁当のテーマは、「ご飯が進むのに太らない黄金比」。主菜でしっかりタンパク質を摂り、副菜で春野菜の栄養を取り入れます。
そしてなにより大切なのは、ご飯の量を適正に保つこと。2段弁当を使って食べ過ぎを防ぐ工夫を紹介します。
主菜:砂糖なしでおいしい「グリーンアスパラの肉巻き」レシピ

グリーンアスパラを豚肉で巻いた肉巻きは、お弁当の定番おかずですよね。レシピ本を見ると、砂糖、しょうゆ、みりん、酒と調味料が並びますが、じつは砂糖は省いても十分においしいんです。
春のグリーンアスパラは、茎が太くてやわらかく、ほんのり甘い。
この甘味があるからこそ、しょうゆ、みりん、酒の3つだけで、豚肉とグリーンアスパラそれぞれのうま味が引き立ちます。
むしろシンプルな味つけの方が、野菜本来の風味を感じられます。肉巻きにすることでタンパク質もしっかり摂れて、少量のご飯でも満足感があるのがうれしいポイント。
●グリーンアスパラの肉巻き
【材料(つくりやすい分量)】
グリーンアスパラ 4本
豚肉薄切り 200g(豚肩ロースを使用)
塩コショウ 各少し
A[しょうゆ・酒・みりん 各大さじ1]
●つくり方
(1) グリーンアスパラは硬い根元部分を折って、ピーラーで根元側の皮を3cmほどむき取り、4等分に切る。豚肉の上にグリーンアスパラをおいて巻きつける。巻き上がったら塩コショウをふる。Aは混ぜ合わせる。

(2) フライパンに(1)を入れて中火にかける。焼き色がついたら順に転がし、全体に焼き色をつける。フタをして弱火の中火にし、2分蒸し焼きにする。
(3) 余分な脂をペーパータオルでふきとり、Aを流し入れて全体にからめる。
※ おかずをつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう
副菜:ゆでるより簡単!「フライパン蒸しのスナップエンドウ」レシピ

スナップエンドウといえば塩ゆでが定番ですが、今回はフライパンで蒸す方法を選びました。
少量の水で蒸せば、栄養の流出を最小限に抑えられ、鍋でお湯を沸かす手間も省けます。蒸し上がったら、軽く塩を振るだけ。これだけで、スナップエンドウの甘みと食感が際立つ一品に。
旬の野菜は、それだけで味が濃いもの。調味料で味を重ねなくても、塩を少しふるだけで十分においしい。緑色の鮮やかさは、お弁当の彩りとしても優秀ですし、食物繊維やビタミンが豊富だから、デトックス効果も期待できます。
春の体にたまった冬の重さを、軽やかに整えてくれるような副菜です。
●フライパン蒸しのスナップエンドウ
【材料(つくりやすい分量)】
スナップエンドウ 8本
塩 少し
●つくり方
(1) スナップエンドウは筋をとり、蒸しカゴの上にのせる。

(2) フライパンに水100mL(分量外)を注ぎ、(1)をのせる。火にかけ、沸騰したらフタをして中火で2分加熱し蒸す。
(3) 火を止め、塩を少しふる。
※ おかずをつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう
2段弁当なら、ご飯の食べ過ぎを防げる

お弁当を食べるとき、気づいたらご飯を食べ過ぎていた、という経験はありませんか?
1段のお弁当箱だと、おかずとご飯のバランスが見えにくく、ついご飯をたくさんつめてしまいがちです。そこで今回活用したのが、2段弁当。下段におかずをつめて、上段にご飯を盛りつけることで、ご飯の量が把握しやすくなります。
ご飯の目安は、お弁当箱全体の半分程度。2段に分けて、「上段はご飯だけ」と決めておけば、自然とご飯の量をコントロールできます。2段弁当でなくても、ご飯を別の容器にする、おにぎりにするなどでもOKです。
さらに、春野菜をたっぷり使うことで、おかずのボリュームをアップ。グリーンアスパラもスナップエンドウも低カロリーなのに食べごたえがあるから、ご飯が少なくてもものたりなさを感じません。野菜の食物繊維が満腹感を与えてくれるので、ダイエット中でもストレスなく続けられます。
ダイエット中だからといって、味気ないお弁当で我慢する必要はありません。旬の素材を使い、シンプルに調理し、盛りつけを工夫する。それだけで、満足感があるのに太らない、理想的なお弁当が完成します。
春野菜が主役のこの時期だからこそ、素材の力を信じて、シンプルなお弁当づくりを楽しんでみてください。
