ウィノカー氏によると、ベンチャーキャピタルから支援を受けているハリーには、この大学プログラムとともに、従来のインフルエンサーや有料のデジタル広告を含む包括的なマーケティング戦略がある。ベイラーのキャンペーンには、ペイドメディアも投入する計画だ。これらはすべて、ハリーがヘアアクセサリーブランドのスクンチ(Scunci)と提携し、ブランドのロゴ入りのバスで19の学校を訪問した2022年のツアーに続くものである。このバスは6月に学期が終了する前に、さらに20校を訪問する。「ビッド・デイ(新入生が学生社交クラブの所属を決定する日)に訪問したときには、ある女子学生社交クラブに入会が決まった女の子たちの髪をピンクにすることになった。クレムソン大学にも行って、試合のためにたくさんのファンや学生の髪を(スクールカラーの)オレンジと紫に染めた」とウィノカー氏。このバスは現在も移動中で、最近ではニューオリンズのザビエル大学とテュレーン大学を訪問している。このマーケティング計画は、もっとも高くつくものではないが、かなりの努力を要するとウィノカー氏は言う。1月にハリーは大学関連のマーケティング活動専従のシニアマネージャーを採用している。昨年秋、ジョージア工科大学の試合をバスで訪れた際にリクルートしたという。「昨年末、大学ツアーの結果が早々に出た時点で、従来のインスタグラムのデジタル費用を(大学生向けの)草の根の体験型マーケティングへと大幅にシフトした。それは時間も労力もかかるし、学生たちは忙しくて突然連絡をくれなくなるかもしれない。だが、私たちは多くの価値を創造していると感じている」とウィノカー氏は述べた。このツアーの成功は、エンゲージメントの質の高さ、ソーシャルメディアへの有機的な投稿やシェアの数、そして地域ごとの売上高に基づいていると彼女は語る。ハリーの大学戦略は、レッドブル(Red Bull)、バンブル(Bumble)、レント・ザ・ランウェイ(Rent The Runway)といったブランドからヒントを得たとウィノカー氏は指摘している。これらのブランドはすべて大学アンバサダープログラムを成功させている。さらに同氏はこうも述べた。「(大学生は)ヘアカラーのルーティンを実験したり、習慣にしはじめたりしているので、ブランドにとってこれは完璧なエントリーポイントとなる」。[原文:With first-ever beauty-college collab, Hally is targeting students]SARA SPRUCH-FEINER(翻訳:Maya Kishida 編集:山岸祐加子)