【前園真聖コラム】第351回「U-24日本代表メンバーで見えた森保監督の勝ち残り戦略」
右サイドに酒井、センターバックに吉田と冨安健洋、中盤に遠藤がいる布陣は、五輪の中だったらどんな相手が出てきてもたやすく崩されることはないでしょう。森保一監督はまず守備をしっかり安定させ、そこから攻撃することで勝ち進むという戦略を立てたのが分かります。
オーバーエイジの選手以外で期待している選手を2人挙げるとすると、まず久保建英です。今シーズンは出番が少なくて苦しみました。それでも最後に自分のゴールでチームの残留を決定したので気持ちとしては乗ってきているのではないでしょうか。
それに厳しいシーズンだったからこそ、五輪にかける思いは強いのではないかと思います。そして東京で活躍することで来季の自分の行き先がどこになるか決まってくるとも思っているはずです。
もう1人は堂安律です。今季はシーズンを通して活躍しました。5月22日のシュツットガルト戦でもPKで1点を挙げましたが、そういう大切なPKを任せてもらえるというのも周囲の信頼感の表れです。この流れを五輪に持ってきてほしいと思います。
久保や堂安はともに日本A代表を経験しています。そういう経験を積んだ選手が攻撃をリードし、点を奪うことが大切でしょう。この戦略がピタリとハマれば上位進出は夢ではありません。
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1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。