燃えない電解液、高性能で長寿命の二次電池に道
また、電池を安定動作させるには、負極で機能性被膜を形成する必要がある。しかし、安定した被膜を形成する難燃性や消火性の溶媒は開発できていなかった。このため現在は、可燃性のエチレンカーボネートのみが実用の電解液溶媒として使われている。研究グループは、電解質塩を高濃度溶液にし、溶媒分子ではなく、陰イオン由来の被膜形成に成功した。
この被膜は安定性が高く、リチウムイオン電池、ナトリウムイオン電池用負極で、連続1年以上、1000回以上の繰り返し充放電でもほとんど劣化しないことを確認した。
山田教授は、「電解質を変えるだけなので、生産ラインの大幅な変更がいらない点も普及の利点となる」と話している。
