【中古戸建て】築30年超の6割で雨漏りの疑い!?梅雨時に見直すべき「自宅の弱点」とカビを防ぐエアコンの盲点
近年、梅雨後半の大雨や長引く湿気など、住まいにとって過酷な気候が増えています。ジメジメした季節は不快なだけでなく、実は普段目を向けない「自宅の深刻な弱点」が露わになるタイミングです。晴れの日にはプロでも気づきにくい雨漏りや結露のサインが、雨の多い季節だからこそ見つけやすくなります。
今回は、建築士・ホームインスペクターである、さくら事務所取締役の友田雄俊さんが、データから見えた雨漏りのリアルな確率と、梅雨時にやってはいけない間違ったエアコン・換気の使い方を分かりやすく解説します。
■ 1. 築30年超の6割にシミが!データで見る雨漏りのリアルとチェックポイント
さくら事務所が実施した中古一戸建てのホームインスペクションデータ(約1,000件)によると、雨漏りを疑うシミ跡や形跡が見られた確率は、築年数ごとに以下のような驚きの結果となっています。
・築10年まで:一桁台(%)にとどまる
・築11~20年:20%前後(5棟に1棟の割合で急増)
・築21~30年:38%(約4割の物件で確認)
・築31年~:60.7%(6割超の物件でリスクが顕在化)
本人が気づいていないだけの「隠れ雨漏り」は決して珍しくありません。梅雨の時期こそ、以下のポイントをご自宅でセルフチェックしてみてください。
・天井だけでなく「外壁に面した壁」を見る 雨漏りは壁から伝うケースの方が多いです。本棚や家具の裏側など、普段見えない壁面に「部分的なカビ」や「壁紙のめくれ」がないか確認しましょう。
・和室の木部や窓枠の上部 木材が露出している和室の天井や壁は変化が分かりやすいため要チェックです。また、サッシの縁の上部も水が溜まりやすい弱点です。
・ベランダ直下の天井と屋根裏の覗き込み ベランダの真下にあたる部屋の天井を確認します。点検口がある場合はライトで中を覗くのも有効ですが、絶対に中に潜ってはいけません。 体重をかけてはいけない場所を踏んで天井をぶち抜く転落事故の恐れがあります。
※築10年未満の物件で異変が出た場合は、売主側の瑕疵担保責任(契約不適合責任)による保証が使える可能性があります。また、昨今は建築資材の遅延や価格高騰の影響があるため、修繕が必要な場合は早めの相談が鉄則です。
■ 2. エアコンの「内部クリーン」を止めてはダメ!目に見えない内部結露の罠
梅雨時のカビ対策として掃除は基本ですが、毎日の「エアコンの使い方」にも重大な盲点があります。
・「内部クリーン運転」は絶対に切らない 冷房使用時、エアコン内部では激しい結露が起きています。運転停止後に自動で切り替わる「内部クリーン」は、その水分を乾燥させるための機能です。「生暖かい風が出るから」と手動で消すと、内部が濡れたままになりカビの温床になります。
・設定温度の下げすぎと「風の固定」による壁内結露 空気の性質上、例えば室温25℃・湿度60%の環境でも、空気が16~17℃まで冷やされると水滴(結露)に変わります。冷風を一箇所の壁や天井に当て続けたり、設定温度を低くしすぎたりすると、目に見えない「壁の内部」や「天井裏」で結露が発生し、カビを引き起こします。
■ 3. 「給気口」の閉め切りは厳禁!正しい換気ルートの確保
室内の空気が淀んでしまうと、特定の場所に湿気が溜まり、カビの条件が揃ってしまいます。
・壁の「給気口」を開けておく 「外のムシムシした空気が入るのが嫌だから」と給気口を閉め切るのはNGです。給気口から新鮮な空気を取り入れ、換気扇から捨てるという一本の「空気の通り道」を作ることで、家全体の湿気の淀みを防げます。
今回は、建築士・ホームインスペクターである、さくら事務所取締役の友田雄俊さんが、データから見えた雨漏りのリアルな確率と、梅雨時にやってはいけない間違ったエアコン・換気の使い方を分かりやすく解説します。
■ 1. 築30年超の6割にシミが!データで見る雨漏りのリアルとチェックポイント
さくら事務所が実施した中古一戸建てのホームインスペクションデータ(約1,000件)によると、雨漏りを疑うシミ跡や形跡が見られた確率は、築年数ごとに以下のような驚きの結果となっています。
・築10年まで:一桁台(%)にとどまる
・築11~20年:20%前後(5棟に1棟の割合で急増)
・築21~30年:38%(約4割の物件で確認)
・築31年~:60.7%(6割超の物件でリスクが顕在化)
本人が気づいていないだけの「隠れ雨漏り」は決して珍しくありません。梅雨の時期こそ、以下のポイントをご自宅でセルフチェックしてみてください。
・天井だけでなく「外壁に面した壁」を見る 雨漏りは壁から伝うケースの方が多いです。本棚や家具の裏側など、普段見えない壁面に「部分的なカビ」や「壁紙のめくれ」がないか確認しましょう。
・和室の木部や窓枠の上部 木材が露出している和室の天井や壁は変化が分かりやすいため要チェックです。また、サッシの縁の上部も水が溜まりやすい弱点です。
・ベランダ直下の天井と屋根裏の覗き込み ベランダの真下にあたる部屋の天井を確認します。点検口がある場合はライトで中を覗くのも有効ですが、絶対に中に潜ってはいけません。 体重をかけてはいけない場所を踏んで天井をぶち抜く転落事故の恐れがあります。
※築10年未満の物件で異変が出た場合は、売主側の瑕疵担保責任(契約不適合責任)による保証が使える可能性があります。また、昨今は建築資材の遅延や価格高騰の影響があるため、修繕が必要な場合は早めの相談が鉄則です。
■ 2. エアコンの「内部クリーン」を止めてはダメ!目に見えない内部結露の罠
梅雨時のカビ対策として掃除は基本ですが、毎日の「エアコンの使い方」にも重大な盲点があります。
・「内部クリーン運転」は絶対に切らない 冷房使用時、エアコン内部では激しい結露が起きています。運転停止後に自動で切り替わる「内部クリーン」は、その水分を乾燥させるための機能です。「生暖かい風が出るから」と手動で消すと、内部が濡れたままになりカビの温床になります。
・設定温度の下げすぎと「風の固定」による壁内結露 空気の性質上、例えば室温25℃・湿度60%の環境でも、空気が16~17℃まで冷やされると水滴(結露)に変わります。冷風を一箇所の壁や天井に当て続けたり、設定温度を低くしすぎたりすると、目に見えない「壁の内部」や「天井裏」で結露が発生し、カビを引き起こします。
■ 3. 「給気口」の閉め切りは厳禁!正しい換気ルートの確保
室内の空気が淀んでしまうと、特定の場所に湿気が溜まり、カビの条件が揃ってしまいます。
・壁の「給気口」を開けておく 「外のムシムシした空気が入るのが嫌だから」と給気口を閉め切るのはNGです。給気口から新鮮な空気を取り入れ、換気扇から捨てるという一本の「空気の通り道」を作ることで、家全体の湿気の淀みを防げます。
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