今やエントリーモデルのデジタルカメラを持つ必要がないほど、スマートフォンに搭載されているカメラの性能は高くなっており、デジタル一眼レフ並みの性能を持つスマートフォンも登場しています。そんな「スマートフォンカメラで優れた写真を撮る10の撮影技術」がTechSpotで提案されています。

10 Tips for Good Smartphone Photography - TechSpot

http://www.techspot.com/article/879-smartphone-photography-tips/

◆01:オートモードのクセを知る



自動でピントや露出を合わせて撮影するオートモードは、スマートフォンやアプリによって性能が異なります。ISO値を高くしたり、シャッタースピードを長くしたりしてオート撮影を試すことで、オートモードのクセを知ることができ、どのタイミングや環境が撮影に適しているかを覚えることができます。

◆02:デフォルト設定は無視

曇り空や室内では、デフォルト設定がうまく動作しない場合があります。ホワイトバランスが動作していないと感じたり、露出不足の時には手動でいくつかの設定を変更します。少しぼやけた雰囲気の写真が撮りたい時はISO値を上げればOK。フラッシュも時には役に立ちます。中央重点測光で正しい計測ができていなければ、スポット測光に変更してみることで思った通りの写真を撮影できるかもしれません。

◆03:撮影時に良い姿勢を保つ

しっかりとピントの合った写真を撮影するには、どれだけ良い姿勢を保持するかにかかっています。腕を伸ばしたり、広げたりすることは手ブレを生じさせるため、肘を体に密着させて撮影すると効果的。スマートフォン用の三脚を使うと完璧です。

◆04:HDRモードを活用する



スマートフォンは1つの写真の中でダイナミックレンジが狭い傾向にあるため、影のある森林などの明暗のハッキリした場所での撮影は難しくなります。HDR(ハイダイナミックレンジ合成)モードを使うことで、2つの写真を合成して細部までキレイに再現することができます。サムスンのスマートフォンは特にHDRモードに優れているとのこと。

ただし、自動的に2枚の写真を撮影するため、テンポの良い撮影に向いていないことや、合成による不自然な効果が現れることがあります。常にHDRモードをオンにしておく必要はありません。

◆05:センサーを最大限に使える画像比率



大半のスマートフォンの画像比率はデフォルトで16:9に固定されていますが、センサーの画像捕捉率が4:3までしか対応していない場合があります。Galaxy S5やHTC One M8ならセンサーが16:9に対応していますが、それ以外のスマートフォンでは画像比率を4:3に変えることで、カメラのセンサーを余すことなく有効活用できるわけです。写真全体をフル解像度で撮影できるようになり、後から16:9にリサイズすることも可能です。

◆06:撮影後に編集する

「撮影段階でキレイな写真を撮影する」ということは不可欠ですが、撮影後にシャープをかけるなど、編集を加えることでさらに美しい写真を仕立てることができます。PCでPhotoshop Lightroomを使ったり、スマートフォンやタブレットで使えるアプリを探すのが良いとのこと。

◆07:App Storeをチェックする

スマートフォンのデフォルトカメラアプリを使う必要はありません。Google Play、App Store、Windows Phone Storeなど、それぞれのデバイスのアプリストアをチェックして、最も有名なものをインストールすればOK。AndroidデバイスならCamera Zoom FX、iOSならCamera+ProCamera HDがおすすめとのこと。Windows Phone搭載のNokia製端末を使用している場合はNokia CameraでOKです。

◆08:ズームは絶対に使わない



スマートフォンカメラにはズーム機能がついていますが、光学ズームではなくデジタルズームがほとんどです。最良の写真を撮影するには、どのような状況でもズームは使わない方が良いとのこと。思った通りの構図で撮影できなかったとしても、撮影後に写真をトリミングすることで対応ができます。

◆09:マクロモードでデジイチのような写真

スマートフォンの中距離での撮影において、HTC One(M8)のツインセンサー式「Duo Camera」のような特殊なデバイスでない限り、デジタル一眼レフのようなボケのある背景を撮影するのは困難なもの。しかし、F値2.0のXperia Z2などの広角撮影が可能なスマートフォンであれば、ズームモードで景色を撮影することでデジタル一眼レフのような効果を得ることができます。

◆10:光こそ正義

スマートフォンカメラ用センサーは暗い場所での撮影にあまり適していません。デジタル一眼レフのように人工光を作り出せる撮影器具があればベストですが、あまり現実的ではなく、スマートフォンのフラッシュもあまり実用的なレベルではありません。そこで重要なのが逆光や影の向きなど、自然光の入り方をしっかり確認することで、光が拡散してしまう曇りの日などは撮影を避けるのがベター。ISO値を設定できるカメラであればISO 100に設定することで、鮮明で印象的な撮影が可能になるとのこと。白い紙をレフ板代わりに使うだけでも効果があります。