元広島カープ・羽月隆太郎(公式Xより)

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 広島東洋カープが矢野雅哉と前川誠太が家宅捜索を受けたことを7月30日に発表。すでに選手登録を抹消されていた矢野に続き、同日に前川も「何も答えられない」と集まった報道陣の質問を避けて3軍に合流した。

【写真】羽月隆太郎、河川敷で披露した“現役バリバリ”のガチスイング

 球団は2選手の“容疑”を明かしていないが、元広島の羽月隆太郎が逮捕、起訴された指定薬物エトミデート、いわゆる“ゾンビたばこ”関連と見られている。羽月は公判、そしてTikTokライブ配信で「自分を含めた6人」の関与を告白していた。

 その羽月は5月15日に拘禁刑1年、執行猶予3年の判決を広島地裁から言い渡された後、故郷である宮崎県内の祖父母宅に身を寄せている。定期的に続けているライブ配信で、【ニートです】と現状を語るなど、契約解除されて以降の“再就職”には至っていないようだ。

 というのも“進路”についてーー、

【野球をもう1回しようかなって、本気で考え出しているところで。こんな自分を欲しいというか、言っていただけるところにお世話になりたいって思って】
【もしかしたら海外に行くかもしれないです】

 2025年シーズンまで、いや2月のキャンプイン直前までプロ野球選手だっただけに、そう簡単に現役生活にピリオドを打てないのだろう。国内外を含めてプレー環境を模索していたようだが、7月31日に半年ぶりとなる野球活動を再開したようだ。

河川敷で披露したプロのガチスイング

【今回初参加となった羽月選手のプレーに他のメンバーたちは皆驚いていました。】

 8月1日に更新された、宮崎県に拠点を置く社会人硬式野球チーム『宮崎灼熱フェニックス』のインスタグラム。投稿されたのは、前日に行われたという全体練習の様子。河川敷だろうか、整備もされていないグラウンドでバットを振っているのは羽月だ。

 左打席に構えると、トスされたボールをネットに打ち込む「ティーバッティング」を披露したのだが、明らかに他選手とはスイングの質が違う。鋭いスイングから的確にボールを捉える技術は、やはり“現役バリバリ”のプロ野球選手。指導を請われたのか、選手たちと一緒にスイングチェックする様子も投稿されていた。

 羽月が今回練習に参加した宮崎灼熱フェニックスは、《16歳以上であれば誰でも入団可能!》とあるように、普段は会社員や消防士など様々な職業を持ち、さらに大学生も参加する、いわゆる「プロ選手」が集まるチームではない。

 とはいえ“お遊び”クラブではなく、社会人チーム最高峰の大会である「全日本クラブ野球選手権」や「都市対抗野球大会」への出場を目指す熱いチームでもある。羽月はここ地元から、野球人としてのリスタートを切るのだろう。

「インスタでは、フェニックスから九州の独立リーグに参加するプロ球団『宮崎サンシャインズ』に移籍した選手のニュースも紹介されています。独立リーグからプロ野球選手になるケースも多いだけに、フェニックスもプロに通じているのは確かでしょう」(ゾンビたばこ騒動を取材するスポーツライター)

 2025年シーズンでは74試合に出場して打率.295、17盗塁の活躍を見せ、今季は広島でのレギュラー取りも期待された羽月だ。しかも26歳と若いだけに独立リーグでも“無双”して、通常ならばNPB参戦の道もあったのかもしれない。

執行猶予期間の満了後は30歳目前

 しかし、前出のスポーツタイターは「3年間の大きな壁がある」との現実を明かす。

「もちろん野球をするのは自由ですが、倫理的にも“プロ”として再びグラウンドに立てるのは執行猶予が明けてからになり、その頃には30歳目前で選手として下り坂。そして独立リーグへの移籍も、企業が協賛するプロチームだけにイメージは大切。周囲からも厳しい目で見られかねません。

 結果、国内でのプロ復帰は厳しいと言わざるを得ず、可能性があるとすればフェニックスで3年間練習して、期間満了後に海外チームに行くことですが、その目標のために野球を続けられるかどうか。選手として全盛期を迎える3年間を不意にしてしまったこと、残念でなりません」

 配信では【本当に野球が好きです。本当に野球が好きなことには嘘偽りありません】と、野球愛を語っていた羽月。大好きな野球に再び触れるほどに、後悔の念もまた大きくなるのかもしれない。

週刊女性PRIME