【豊臣兄弟 大河絵(豊臣兄弟絵)】第25話“狂気相撲令”小栗信長の目がヤバい!追放3重臣の目が切ない
俳優の仲野太賀(33)が主演を務めるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」(日曜後8・00)は5日に第26話「信長を笑わせろ!」が放送される。前週は豪華絢爛な安土城お披露目祝宴でご機嫌と思われた信長(小栗旬)が一転…光を失った大きな黒目で織田家を支えてきた重臣たちに“地獄相撲指令”。非情な公開粛清が行われた。石井さんが三者三様の心の中を描き出した。
前回の第25話は「変事の予兆」。信長の新たな城・安土城が完成。祝宴の場で信長は、家臣たちに相撲を取るよう提案し、若き近習・森乱(市川團子)の相手に、なぜか林秀貞(諏訪太朗)や佐久間信盛(菅原大吉)、安藤守就(田中哲司)ら長老格の重臣を指名する。余興と思いきや、あえなく敗北した3人に、信長は問答無用で追放を言い渡す。小一郎と秀吉(池松壮亮)がその理不尽な行動の理由を探ると、光秀(要潤)が信長の真意を語りだす…という展開だった。
安土城完成の宴に能の天女として長宗我部元親(磯部寛之)が登場。光秀の余興に満足げに見えた信長だったが、ここからまさか場の空気が天国から地獄に転じるとは…。
“地獄の相撲”“リストラ相撲”“デス相撲”“小栗信長の目がヤバい”など放送後にも信長による重臣3人の追放劇は大きな反響を呼んだ。お市(宮崎あおい)が言うように「真実がはっきりしてからでは死罪を言い渡さなければならないため」温情の追放だったのか、それとも恐ろしい目が言い表しているように「役立たずな老体など無用の極みじゃ!天下一統に情けはいらぬ。血も涙もなき覇道の者…それが織田信長よ」が真実か――。
相撲に負けて追放を言い渡された3人の表情、そして浪人として信長の元を去る3人の表情が何とも切ない。小一郎の義父・守就は、慶や羽柴家の思いに後ろ髪をひかれつつも、迷惑を掛けまいと小一郎らの申し出を断り精いっぱいの笑顔で去っていった。
「案ずるな!わしは美濃の熊殺しじゃぞ!」
信長の権力の象徴である安土城が完成も、狂気の祝宴、重臣たちの表情、森乱、長宗我部、信澄(緒形敦)の存在、そして何よりも光秀のラストシーン…。
「可討取信長候也」(信長を討て)
かつての主君・義昭(尾上右近)からの文。乱れる呼吸…。あと2話。「本能寺の変」の足音が目の前に迫ってきた。
◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2023 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2023 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでの大河絵連載は「鎌倉殿の13人」(2022年)から始まり5年目。

