傾いた民家のブロック塀を撤去する作業員ら(27日、山梨県西桂町で)=加藤慧撮影

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 山梨県東部を震源とする最大震度6弱を観測した地震は、発生が26日夜と遅い時間で、急きょ避難所に身を寄せた外国人観光客らが不安な一夜を過ごした。

 27日朝は、疲れ切った表情でスーツケースを手にする観光客や、がれきの後片付けを始める住民らの姿が見られた。

 震度6弱を観測した同県富士河口湖町が開設した避難所には、13人が身を寄せた。米国から訪れた医師(57)は、家族と滞在していた町内の宿泊施設で地震に遭遇した。施設近くに斜面があり、土砂崩れを恐れて避難所に移動した。「初来日で、地震も初めて。何をすればいいのかわからなかった」と振り返った。

 震度5弱だった同県富士吉田市では、空き店舗の外壁が崩れ落ちる被害が発生した。27日朝から、警察官が規制線を張って、住民が近づかないようにするなどの対応にあたった。

 隣の建物で飲食店を開く予定という男性(56)は、「『ドカン』というすごい揺れで恐怖を感じた。周辺は観光客でにぎわう場所で、日中だったらと思うとゾッとする」と表情をこわばらせた。

 県内では地震で落下した物が頭にあたるなどして、8人がけがをしたが、いずれも軽傷という。甲府市でブロック塀の倒壊などが確認されており、県は建物の被害状況を確認している。