JRT四国放送

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「指定野菜」という言葉を耳にされたことはあるでしょうか。

現在14品目が国の指定野菜となっていますが、ブロッコリーがこの4月、52年ぶりに指定野菜に追加されます。

その魅力と県内での栽培状況を農家や関係機関に聞きました。

子どもの好きな野菜ランキングで上位に登場するなど、着実に人気を伸ばしているブロッコリーは、4月から国の指定野菜に登録されます。

「指定野菜」とは、農林水産省が消費量が多く国民生活に重要と認めた野菜のことで、指定野菜の産地が野菜の価格が下落した時に、補助金を受け取れるという制度です。

ブロッコリーは1974年のジャガイモ以来、52年ぶりの新規追加で、その栄養価の高さから多くの消費者に支持され、ここ20年で消費量と作付面積が急増したことから、安定供給と価格の標準化を図るために追加されました。

県内でも、ブロッコリーを栽培する農家は急増しています。

(県みどり推進課・立石直也 係長)
「平成22年では469haだったところが、令和6年では947haくらい、大体2倍以上に増えてます」

作付面積の増加により、全国6位の収穫量まで成長した徳島。

県みどり推進課の立石さんは、徳島はブロッコリーの栽培によく適した土地だと語ります。

(県みどり推進課・立石直也 係長)
「(徳島は)比較的温暖な気候でして、吉野川流域は肥沃な土地なのでブロッコリーの産地には向いています」
「(ブロッコリーは)吉野川流域にかなり広がってる 徳島市、阿波市その辺りが拡大している要因かなと思います」

旬を迎えたブロッコリーの収穫は朝から。

阿波市阿波町でブロッコリー農家を営む湯藤哲也さんも、指定野菜への登録に期待を寄せています。

(ブロッコリー農家・湯藤哲也さん)
「単価面が一番だと思うので、農家からすると平均の単価が上げられる」
「消費者からすると安定供給ができるので、どの時期に合わせても購入してもらえる」

湯藤さんら、阿波市でブロッコリーの栽培を行う農家は、ここ15年で2倍以上に増えました。

その背景には、JA徳島県あわ市営農経済センターの支援がありました。

(JA徳島県あわ市営農経済センター・土井哲 課長代理)
「当時は輸入物のブロッコリーが多かったんですけど、これからは国産の趣向が強くなるということで」
「ブロッコリーの需要が増えると予想して(農地拡大に)取り組んだ」

JA徳島県あわ市営農経済センターは、作業機械の貸し出しや作業を補助するオペレーターの派遣、それに、氷詰め出荷の導入による市場単価の向上を図るなど、様々な取り組みを行ってきました。

その結果、阿波市阿波町では、2008年度に40ヘクタールだった作付面積が、2023年度には260ヘクタールほどに拡大されました。

出荷量も2023年には約2500トンにのぼり、ブロッコリーの年間販売高が初めて10億円を超えました。

そんな、あわ市営農経済センターでブロッコリーの農地拡大に尽力してきた土井哲さんも、今回の指定野菜登録に喜びの声をあげています。

(JA徳島県あわ市営農経済センター・土井哲 課長代理)
「阿波市の産地は15年で面積が5、6倍に増えた産地で、ブロッコリー農家の意欲が凄くあるので、(指定野菜への登録は)後押しになるので嬉しい」

そんな土井さんら、あわ市営農経済センター職員がおすすめするブロッコリーの食べ方があります。

それがこの「麻婆ブロッコリー」です。

ブロッコリーを茎ごとフライパンで炒め、市販の麻婆茄子の素を絡ませるだけの簡単レシピです。

(記者)
「いただきます。麻婆のピリッとした辛さとブロッコリーの甘さが凄くマッチしていて、とても美味しいです」
「それとブロッコリーのシャキシャキとした食感も、食べ応えがあって美味しいです」

ほかにも、ブロッコリーの唐揚げや天ぷらなどもおすすめだということです。

4月から国の指定野菜に登録されるブロッコリー。

生産に携わる多くの人が、生産体制の底上げに意欲を見せています。

(県みどり推進課・立石直也 係長)
「県としてもブロッコリーが作りやすいように技術的なサポート、経営の安定化に向けても支援できれば」

(JA徳島県あわ市営農経済センター・土井哲 課長代理)
「全国一のブロッコリー産地を目指してということで今、取り組んでますので」
「これからもどんどん栽培面積を増やしていけるように、農家の方と頑張っていきたい」

(ブロッコリー農家・湯藤哲也さん)
「何十年ぶりっていう指定野菜に入ったブロッコリーなので、国も力入れていると思うので、農家が団結していい野菜を作れるように頑張りたい」