女性セブン2月8日号(女性セブンインスタグラム(@joseiseven)より)

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2024年2月7日、書家の小谷由果さんがXで、「女性セブン」2月8日号(1月25日発売)に掲載されているコメントが「捏造」だとして、「小学館、色々大丈夫ですか?」と批判した。

J-CASTニュースの取材に応じた女性セブン編集部は、「従来、記事作成の経緯・過程については、お答えしておりません。ただし、本記事は、勘亭流当事者への十全な取材に基づくものであり、X上の指摘は事実誤認があり、失当しておりますことを申し添えます」と反論。両者の主張は食い違っている。

「校正が来た時点で、何度かお戻しをしても直していただけず、そのままリリースとなりました」

女性セブン」2024年2月8日号には「『いとをかし』な習い事10」として「歌舞伎好きには楽しい勘亭流書道」が掲載されている。「勘亭流書道研究会」を取りあげ、「習い始めて3年の東京都在住の主婦・みどりさん(50才)」のコメントが記載されている。実際の作品の写真や費用や稽古の教室なども紹介されている。

小谷さんは7日、Xで「お教室にみどりさんという方はいないし、コメントも誰もしていない内容の作文なんです...小学館、色々大丈夫ですか?」とコメント。

8日には、「今回の記事、お教室の先生に掲載の依頼自体はいただいて、お教室の場所などスペックはお伝えし、お写真も提供させていただいたのですが、そのみどりさんのコメント部分だけ、なぜか作文でした。校正が来た時点で、何度かお戻しをしても直していただけず、そのままリリースとなりました」と経緯を伝えた。

編集部「記事は、勘亭流当事者への十全な取材に基づくもの」

続けて「お写真と費用等スペックはこちらが提供したものですが、コメント内容とその人物は捏造です。悪い内容ではないのですが、作文があたかも事実かのように掲載されるのが常態化するのがこわいです」と吐露した。

さらに「内容的に悪いものでは無かったので、実在しない人のコメント形式にせず『プレゼントにしたら喜ばれそう』など筆者コメントにしていただけたらよかったと思います」とも指摘した。

J-CASTニュースが取材の過程、Xの投稿は事実か、受け止め、今後の対応、再発防止について尋ねると、13日、女性セブン編集部は「従来、記事作成の経緯・過程については、お答えしておりません。ただし、本記事は、勘亭流当事者への十全な取材に基づくものであり、X上の指摘は事実誤認があり、失当しておりますことを申し添えます」と回答した。