ロンドン五輪大会の9日までの国別メダル獲得で、米国が合計数、金メダル数ともに中国を抜いて1位になった。日本はレスリング女子フリースタイル55キログラム級で吉田沙保里(よしだ・さおり)選手が金メダルを、サッカー女子で「なでしこジャパン」が銀メダルを獲得した。 米国は9日の金メダル獲得数が5個、メダル合計が11個など、「地力」を出しはじめた。有力選手が多い陸上種目の決勝の集中期になったことも追い風。女子サッカーでも日本を破って金メダルを獲得した。

 中国は9日の金メダル獲得が1個、メダル合計でも3個に留まった。中国新聞社はメダル獲得の“米中覇権争い”で、「勝負はほぼ決まった」と報じた。

「獲得数の上位国リストは以下の通り。金メダル獲得数で10位までをまとめた。

米国   金:39/銀:25/銅:26/合計:90中国   金:37/銀:24/銅:19/合計:80英国   金:25/銀:13/銅:14/合計:52ロシア   金:12/銀:21/銅:23/合計:56韓国   金:12/銀: 7/銅: 6/合計:25ドイツ   金:10/銀:16/銅:11/合計:37フランス  金: 8/銀: 9/銅:12/合計:29ハンガリー  金: 8/銀: 4/銅: 3/合計:15イタリア  金: 7/銀: 6/銅: 3/合計:19オーストラリア 金: 6/銀:13/銅:10/合計:29

 中華圏では、台湾(中華台北)が銀メダル1個、香港(中国香港)が銅メダル1個を獲得している。

 日本は金メダル5個、銀メダル14個、銅メダル14個で合計33個。メダル総数では米国、中国、ロシア、英国、ドイツに次ぐ第6位。(編集担当:如月隼人)