強盗致死などの罪に問われている川口侑斗被告

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 2024年10月に北海道江別市の公園で男子大学生のXさん(当時20)が集団暴行を受け、死亡した事件。強盗致死などの罪に問われている川口侑斗被告(当時18)に対して、検察側は無期懲役を求刑した。

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 Xさんと交際をめぐってトラブルになった八木原亜麻被告(21)が、友人である川村葉音被告(21)に相談した結果、川村被告が知人男性らに声をかけて、事件へと繋がってしまった。

 主犯格とされる川口被告は、周囲にとって逆らえない存在だったようだ。すでに懲役30年が言い渡された川村被告(本人と検察両サイドが判決が不服として控訴)は、証言台に立った際、「『どこに行くぞ』とか行先を決める中心人物」と語っていた。

 川口被告は、事件当日が初対面だった被害者のXさんに「なんで(八木原被告に)別れると言ったのよ」などと詰め寄り、やがて暴行を開始した。

「川口さんは左足でお腹を蹴る暴行をしてました。回し蹴りのような感じです。被害者はお腹を押さえていたと思います。『説明しろ』と言いながら顔を殴りはじめていました。『痛い』『あー』と言っていました」(川村被告の証言、以下同)

 暴力は金品要求が伴うものへとどんどんエスカレートしていった。川村被告の証言によると、川口被告に「謝れ」と迫られて、Xさんは土下座することになったという。また、懲役20年が確定した瀧澤海裕被告(当時18)は、川口被告にけしかけられてXさんに飛び蹴りを食らわせた。

「瀧澤さんはライダーキックをする前までは1回も暴行してないですけど、川口さんが『タッキーやらないの。やれ』と言って、瀧澤さんが坂を上って飛び蹴りするような形になりました。

 川口さんが『動画撮りたいから、もう1回やって』と言っていました。瀧澤さんは前と同じように(ライダーキックを)やっていました」

 川村被告自身、倒れたXさんを踏みつけるなどの暴行を加えているが、「川口さんが被害者を倒してから『やれ』と言われたので暴力を振るいました」と語った。

 Xさんは、全裸で謝罪する動画を撮影されていた。川村被告は、「川口さんが『服を脱がすべ』という話をして、(共犯者の)Aさんが服を脱がしました。(上半身裸になると)川口さんが『下も脱がせ』と言って脱がしていました」とも証言している。

「もういいべ」暴行を止めようとしていたか

 一方で、川口被告の弁護側は、"あくまで八木原被告の指示だった"と印象づけようとしていた。証人の川村被告と弁護人が、以下のような質疑を行っていた。

川口被告の弁護人「暴行のタイミングで川口くんが3回くらい八木原さんに『もうやめね』と言った?」

川村被告「そうです。私の記憶だと録音には入っていないんですけど、第一暴行が終わったころに川口くんが『もういいべ』と八木原さんに言ってましたが、『続けて』と言われていました」

川口被告の弁護人「何度も八木原さんに川口くんは『これでいいんじゃないの』と言っていた。共犯者の中で、何度も暴行を止めようとしたのは川口くんだけじゃないですか?」

川村被告「……そうです」

 八木原被告の意向はあれど、川口被告が実際に加えた暴行の悪質さが重く判断されたということか。判決は8月7日に言い渡される。