C・ロナウド、ハーランド、ケイン。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 北中米ワールドカップはスペイン代表の二度目の優勝で幕を閉じた。

 大会を取材して感銘を受けたのが、大エースたちの振る舞いだ。

 試合後のお立ち台インタビューは、勝ったチームだけではなく、負けたチームにも義務付けられている。決勝トーナメントで敗退が決定した後、話すのは辛いものがあるだろう。

 ブラジルは誰もお立ち台に上がらず、フランスは途中出場の2選手が、モロッコは1試合も出場していないGKが対応した。

 そんななか、スペインに準々決勝で敗れた後、ポルトガルは大エースのクリスティアーノ・ロナウドが姿を現わした。

 正直、「まさか出てくるとは」と思った。誰よりも負けず嫌いな性格だからだ。

「これが僕の最後のワールドカップだった。それ以外の点については考える時間が必要だ。感情に任せて決断するのではなくてね」

 代表引退について、答えを保留した。そのコメントが発してくれただけで価値がある。
 
 ノルウェーのアーリング・ハーランド、イングランドのハリー・ケインもしかりだ。前者は、イングランドとの延長戦に及ぶ死闘に敗れた後、疲労困憊で途中交代の悔しさを味わったにもかかわらず、笑顔を見せながら対応してくれた。人柄の良さが伝わってきた。

 後者はアルゼンチンにまさかの逆転負けを喫した後、一番に取材エリアに登場し、大きな声でしっかりと話していたのが、印象的だった。最後まで気丈に振舞う姿に、「さすがは偉大なエースでキャプテンだ」と感じた。

 夢破れたなか、最後までプロフェッショナルな姿を見せてくれたのが心に残っている。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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