【独自】茨城・唇縫いつけ事件《容疑者の妹》が独白「ウチは家庭環境が複雑で…」「特技のイラストを披露してくれた」…優しい姉貴が「凶行」に走るまで

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前編記事『《同居人の唇を縫合》被害者は「彼氏のDV」から逃亡していた女性だった…「コイツ、使えねえ」と容疑者に扱われる「ムゴすぎる同居生活」』から続く。

被害者の腕や足にあざを発見

「どうしてマーコがこんな事件を起こしたのか、本当に分からないんです。最近もマーコの家に出入りしてましたが、(被害者の)”同居人”と喧嘩している姿も見たことないし、仲が悪いようには思わなかったので、ただただ驚いています」

事件を受け、櫻井政恵容疑者(50歳)の実の妹は、本誌記者に苦しい胸の内を明かした。

7月6日に茨城県警古河署は、同居女性の唇を針と糸で縫い合わせたとして、傷害の疑いで櫻井容疑者を逮捕した。この狂気的な事件が明るみになった発端は、6月30日のこと。口を縫われた被害者のAさん(当時42歳)が、マスクをした状態で自宅近くの商店に駆け込み、助けを求めたことで事件が発覚した。全国紙社会部記者が、こう解説する。

「店主は最初、ただの買い物客だと思っていたそうです。しかし、Aさんがマスクを外した瞬間、すぐに異変に気づいた。Aさんは唇を縫われており、話すことができなかったので『助けてくれ』『警察を呼んでほしい』などと紙に書いて店主に見せてきた。

通報を受けた警察官が駆けつけ、Aさんは病院へ搬送されました。命に別状はなく、現在は退院し保護されています」

捜査関係者によると、櫻井容疑者は前日の29日、Aさんの鼻の下から下唇にかけて針を突き刺し、裁縫用の糸を通した。糸はほどけないように結ばれて、口が開かないように数ヵ所にわたって縫い付けられていたという。Aさんは警察に対し「(櫻井容疑者が)怖くて逃げられなかった」などと説明している。

「2人の関係性は、親族ではなく同居人です。被害者のAさんの腕や足にはあざがあることから、日常的に暴行を受けていた可能性があります。また自宅にはAさん以外にも同居人がいたとみられ、共犯者の有無や、Aさんの支援者がいたのか、事件の背景や余罪などを慎重に調べています」(前出・全国紙社会部記者)

実の妹が語る「容疑者の素顔」

県警の取り調べに対し、容疑を否認しているという櫻井容疑者。彼女はなぜ同居人と暮らすことになり、やがて犯行に至ったのか。今回、櫻井容疑者の実の妹が「現代ビジネス」の取材に初めて答えた。「真実を伝えてほしい」と言う彼女は、「姉」が逮捕されてからの心境をこう吐露する。

「あの家に住んでいるのは、マーコ(櫻井政恵容疑者)と子どもが2人、そして同居人を合わせた計5人です。ただ私が、あの家に遊びに行ってるときも、マーコが同居人と喧嘩している姿は見たことがありません。

同居人も含めてみんなでUNOをするときに、冗談混じりに『バカ』とか『アホ』とかは言ってましたが、なにかトラブルがあるようには見えなかった。事件が起きてから同居人にも会えていないので、何があったのかまだ分かっていないんです」(妹、以下「」も)

古河市で4人姉妹の次女として生まれた櫻井容疑者は、妹から見ると”優しい姉”でしかなかった。

「実はウチは家庭環境が複雑で、小さいころからずっとマーコと過ごしてきたわけじゃないんです。マーコが中学・高校生のころには一時期離れ離れになりましたし、後から聞いた話だと、そのころ古河市で色々とヤンチャしていたそうです。

ただマーコは、妹にすごい優しくしてくれるし、悪いことをしたら叱ってくれる。相談事があればアドバイスもくれて、私にとっては面倒見がいいお姉ちゃんでした」

妹によると、櫻井容疑者は二度の結婚・離婚を経験。だが、そんな社会の荒波に揉まれても、妹たちと子どもたちを誘い、ディズニーランドに行ったり、夏になると海や川でバーベキューに連れて行ってくれたという。また櫻井容疑者は、たびたび特技の「イラスト」を披露し、子どもたちを喜ばせていた。

「マーコはとにかく絵が上手いんですよ。アニメのイラストから風景画まで幅広く描けてしまう。子どもが小さかったころはアンパンマンとかプリキュアの絵を描いてもらったし、長女の小学校の卒業式では、似顔絵をサプライズでプレゼントしてくれました。

それとマーコは、自分の子どものことを常に想っていた。出かけるときは『〇〇(近所)に行くけど一緒に行く?』と子どもに聞いていたし、愛車のエスクァイア(トヨタのミニバン)でどこかに出かけたときは、必ず子どもたちのためにお土産を買ってきていました」

同居人はタイミーをクビに

そんな櫻井一家は、元旦那と離婚してから古河市のアパートを数年ごとに転々とする生活を送っていた。そして約1年前に、現在の一軒家に引っ越したのを機に、Aさんを含めた同居人が現れたという。

「どこかのニュースでは、『身寄りがない女性や家出をした女性をSNSで募集していた』とか言われてましたが、それは嘘だと思います。どこからそんな情報を拾ってきたか知りませんけど、少なくとも私はマーコから『昔からの友達なんだ』と紹介されました。

ただ同居人に関しては、普通の人ではなかったですね。一般人とは違う行動をすると言えばいいのかな。彼女たちは2人とも派遣だったりタイミーで働いていましたが、とにかく仕事が長続きしないんです。性格の問題だと思いますが、タイミーの長期募集に入ったときもすぐにクビにされていました」

しかし、彼女たちと共同生活を送る櫻井容疑者が、「妹」に不満を漏らすことは一度もなかったという。

「昔からマーコは、私には弱みを見せない人でした。いつも気丈に振る舞うというか、泣いてる姿も見たことがありません。また生活保護を受けていたという話も、本当か嘘か分かりませんが、初めて知りました。これまでマーコに『お金を貸して』と言われたこともありませんし、お金に困っている様子もなかったです。

だからこそ、どうして事件を起こしたのか分からない。本当にショックですし、私はマーコが子ども思いの優しい人であることは知ってるので、今は早く(留置所から)出てきてほしいという思いしかありません」

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